西武新宿線沼袋駅、家賃5万円台で新宿10分の穴場街 地下化工事で変貌中
西武新宿線沼袋駅、家賃5万円台で新宿10分の穴場

西武新宿線が地下に潜る

西武新宿線の沼袋駅(東京都中野区沼袋1-35-1)は、西武新宿から各駅停車で約10分の距離にありながら、これまであまり注目されてこなかった街だ。しかし、現在この駅は地下化工事の真っ最中で、完成後には街の景観や利便性が大きく変わると期待されている。

東京都が事業主体となり、中野区と西武鉄道が連携して進めるこのプロジェクトは、中井駅付近から野方駅付近までの約2.4キロメートルの鉄道を地下化するものだ。これにより7カ所の踏切が廃止され、交通渋滞の緩和が見込まれている。事業期間は2033年度末までとされており、完成はまだ先のことだ。

家賃5万円台の物件も

沼袋駅周辺にはタワーマンションも大型スーパーもないが、その分家賃は都心に比べて格段に安い。駅から徒歩圏内で家賃5万円台の物件も存在し、新宿まで10分というアクセスの良さを考慮すると、コストパフォーマンスは非常に高い。

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街を歩くと、やたらと犬の散歩をする人とすれ違う。地元の人間はこの街を「とかいなか」と呼ぶ。都会と田舎の良いとこ取りをしたような雰囲気が、住む人にとっての魅力の一つだ。

地下化に反対する声も

鉄道の地下化には賛否両論がある。反対する人々は、地上から線路がなくなることで街の風景が変わり、地域のアイデンティティが失われることを懸念している。また、工事期間中の騒音や振動、交通規制による不便さも指摘されている。

一方で、地下化によって踏切がなくなり、南北の行き来がスムーズになることで、商業活性化や住環境の向上を期待する声も多い。

「フォロワー1000万人」が訪れる焼肉屋

沼袋には、SNSで話題の焼肉店がある。なんとその店にはフォロワー1000万人以上のインフルエンサーが訪れたこともあるという。地元の人間は「ここにそんな人が来るなんて」と驚きつつも、街の知名度向上に貢献している。

この焼肉屋は、質の高い肉をリーズナブルな価格で提供しており、地元客だけでなく遠方からの客も引き寄せている。店の存在が、沼袋の新たな名所となっている。

再開発を起爆剤に街をより良く

地下化工事と並行して、駅前の道路拡幅計画も進んでいる。これらの再開発を起爆剤に、街をもっと良くしていこうという機運が高まっている。住民の中には、新しい商業施設や公園の整備を望む声もある。

現在、駅周辺には小さな商店が点在するが、大型商業施設の進出はない。しかし、地下化完成後には、土地利用の自由度が増し、新たな開発が進む可能性がある。

沼袋は、一般的な「住みたい街ランキング」には登場しないが、住み心地は抜群だ。実際に歩き、住む人の声を聞き、各種データを集めてリポートした結果、定番の「住みたい街」にはない「住むと、ちょっといい街」の魅力が浮かび上がった。

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