住みよさランキング2026中部編、1位は長久手市が連続首位 北陸勢が上位を占める
住みよさランキング2026中部編 長久手市が連続首位

東洋経済『都市データパック』編集部が1993年から毎年公表している「住みよさランキング」の2026年版中部編トップ100が発表された。同ランキングは、住みよさを表す各指標の偏差値を算出し、その平均値を総合評価として順位付けしている。今回の中部編は、全国を6エリアに分けたエリア別編の一つで、域内で偏差値を再計算することで、地域における自治体の立ち位置を明確にしている。

上位4位は3年連続同じ顔ぶれ

1位は愛知県長久手市、2位は福井県福井市、3位は石川県野々市市、4位は石川県金沢市で、上位4位は3年連続で同じ順位となった。トップの長久手市は、エリア内で「快適度」4位、「利便度」8位、「富裕度」9位と、「安心度」を除く3カテゴリーでトップ10入りし、総合力の高さが際立つ結果となった。

長久手市の快適度が大きく躍進

長久手市は名古屋市に隣接する人口約6万1000人の自治体。西部は住宅や商業施設が多く都市化が進む一方、東部には豊かな自然が残る。同市は従来から「利便度」や「富裕度」で高い評価を得ていたが、今年は「快適度」が前年の32位から4位へと大きく躍進した。その要因として、人口流入を示す「転出入人口比率」の向上、汚水処理人口普及率のさらなる向上(都市インフラ整備)、都市計画区域人口当たり都市公園面積の増加など、5指標中の3指標が好転したことが挙げられる。

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2位福井市、3位野々市市の特徴

2位の福井市は日本海に臨み、緑豊かな山々を有する地域。福井県は恐竜王国として知られ、福井駅前には恐竜のオブジェが多数展示されている。3位の野々市市は石川県のほぼ中央に位置し、山や海のない平坦地。野々市駅から金沢駅まで電車で約8分と交通利便性が高く、大型小売店施設が集積するなど利便性が高い。

北陸勢が上位を席巻

今年の上位20位を見ると、北陸3県(福井、石川、富山)の都市が半数となる10市を占めた。特にトップ10内では、愛知県の2市(長久手市、みよし市)を除く8市が北陸勢であり、愛知県と北陸エリアに二分される形となった。この結果は、圧倒的な工業基盤と経済的優位性を持つ愛知県勢と、生活基盤の充実した北陸勢という特色がよく表れている。

ランキング算出の詳細

「住みよさランキング」は、「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の4カテゴリーから構成され、各カテゴリー内の複数の指標を用いて偏差値を算出している。エリア別編では、全国編とは別に域内での偏差値を再計算するため、その地域における相対的な評価がより明確になる。ランキングの詳細は東洋経済『都市データパック 2026年版』に掲載されている。

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