テレビ朝日は8日午後8時54分から『タモリステーション』最新作「日本人と石油 最前線」を放送する。中東情勢の緊迫化で原油価格高騰や供給不安が報じられる中、資源の少ない日本のエネルギー問題への取り組みを独自取材で徹底解剖する。
タモリが巨大製油所に潜入
番組では、タモリが神奈川県横浜市にある国内最大級の製油所を現地取材。原油がタンクに貯められた後、「蒸留塔」で灯油、軽油、ナフサ、軽質ガスなどに精製されるプロセスを詳細解説する。さらに、精製された石油が運ばれる道のりも追跡する。
スタジオには驚きの“実物”や“実験模型”が登場。ゲストは俳優・木村佳乃、石油学会会長で早稲田大学教授の松方正彦氏。
ナフサ不足の影響を直撃
石油製品のうち、今話題のナフサに注目。身の回りのプラスチック製品の大半はナフサからできており、食品添加物や化粧品にも広く使用されている。タモリと木村は、バニラアイスに含まれるナフサ由来の原料に驚いた。
ナフサ不足と物価高騰で大打撃を受ける弁当店やハウスメーカーなどの現場を直撃し、専門家の見通しを発表する。
石油の疑問を深掘り
街の人々の「石油のココがわからない!」という疑問も深掘り。「そもそも石油は何から生まれたのか」にこたえるべく、石油のもととなる“根源岩”がスタジオに登場。タモリと木村が触れて「これが石油になるとは想像できない…」と驚く。
「石油ってなくならないの?」という疑問には、1980年代に「あと30年でなくなる」といわれたが今なお枯渇していない背景を解説。スタジオには原油を噴出採取するシステムを再現した大型模型が出現し、アシスタントの渡辺瑠海アナがポンプで圧力をかけると“原油”が噴き出す。生産量を増進させた原油回収技術の仕組みを浮き彫りにする。
さらに、「なぜ中東と比べて日本は石油がとれないのか」「石油に代わるものはないのか」という疑問もクローズアップ。
日本の油田とタンカー密着
日本国内の油田にもスポットを当て、採掘現場を取材。国内の原油自給率はわずか0.3%ほどだが、国産原油の生産を続ける理由を探る。オイルショック当時の混乱をタモリが振り返る場面も。原油を運ぶ巨大タンカーの知られざる航海の舞台裏にも密着する。
収録を終えたタモリは「今回、私自身が長年、疑問に思っていた石油の謎をひも解くことができました。みなさんも、石油についてわかっているようでわかっていないことが多いのではないでしょうか」と新たな発見が多かったことを告白。「私たちには次の世代への責任があると思います。石油をよく知ることで、今後どのようにエネルギー問題を考えていくべきなのか、そういった意識をひとりひとりが持ってほしいですね」と語った。



