愛知県瀬戸市出身で戦後日本の彫刻界を代表する長江録彌氏(1926~2005年)の生誕100年を記念し、「長江録彌・長江眞弥展」が、瀬戸市の市美術館で開かれている。録彌氏と長男で彫刻家・画家の長江眞弥氏(68)(横浜市)の親子2人の歩みと創作の世界を紹介している。
録彌氏の代表作を精選して展示
録彌氏は日展の特選や日本芸術院賞などを受賞し、同院会員となり、彫刻史に足跡を残した。今展では、眞弥氏が寄贈した録彌氏の作品や資料約1000点の中から精選したブロンズや乾漆などの彫刻作品を中心に55点を展示している。
眞弥氏の「共生」「共存」「融合」の世界
一方、眞弥氏は創造の宇宙観を基に「共生」「共存」「融合」といったキーワードでユニークなキャラクターを制作しており、今回は33点の絵画と彫刻を展示した。
眞弥氏は、出品作について「見方や考え方の対立ではなく、共存する平和な世界を表現した。作品が『かわいいな』『面白いな』と感じてもらえればうれしい」と語った。また、親子展について「受け継ぎ、越えていくというのも今回のテーマ。父が手がけた昭和から平成にかけてのファインアート(純粋芸術)と、変化を追求したポップアートの世界を楽しんでください」とアピールしている。
開催概要
12月20日まで。休館日は13日、11月10日、12月8日。入館料は一般500円、高大生300円。問い合わせは、瀬戸市美術館(0561・84・1093)。