YOSHIKIと世界的ボーカリストのジョシュ・グローバンによる「Forever Love」のライブ音源が、8月28日に全世界で配信リリースされた。7月17日に米ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホールで実現した共演を作品化したもので、ジョシュはYOSHIKIが新たに書き下ろした英語詞と原曲の日本語詞を歌唱している。
「Forever Love」新バージョン誕生の背景
今回のリリースについてYOSHIKIは、「X JAPANの楽曲をクラシックアレンジしてみたり、いろんなことをやってきた中で、X JAPANの楽曲は形を変えながら永遠に聴かれていくんだな、ということを少しずつ自分でも感じています」と語る。アメリカでの演奏後には、「この曲は何なんだ」「ディズニーの曲なのか」「新しく書き下ろした曲なのか」など、楽曲を知らない関係者からも好意的な反応があったといい、「関係者の方たちに『これはリリースしないといけない』と説得されまして、それで急きょ、音源を正式にリリースすることになりました」と明かした。
ジョシュとのバージョンはオリジナルと音域がかなり異なり、キーを7度下げているという。「響きもかなり違う形にはなっているんですが、それも新鮮に伝わったのかもしれないですね」と語る。YOSHIKIはジョシュについて、「今のオペラ系の歌手の中で、世界トップと言っても過言ではない」と絶賛し、「実際にライブでも、短期間でここまで仕上げてくるか、というのはちょっと信じられなかったです。いい意味でゾッとしました」と振り返った。
KORNのジョナサンとの意外な共通点
ロサンゼルス公演ではKORNのジョナサン・デイヴィスとも共演した。YOSHIKIは「ジョナサンとは、お互いに幼少期、喘息だったという点で気が合いました」と明かす。自身のドキュメンタリーで子どもの頃の喘息について語ったことをジョナサンが観て、親交が深まったという。「日本に来たら一緒にご飯を食べに行ったりしています」と話した。
Jane's Addictionのペリー・ファレルとは、2010年にペリーが主宰する音楽フェス『Lollapalooza』にX JAPANとして出演して以来の共演だった。YOSHIKIは故HIDEさんとJane's Addictionのライブを観に行った思い出も語り、「HIDEはもう、超がつくぐらいJane's Addictionのファンで。2人で観に行ったんです。結構派手だったので、僕らもアメリカの雑誌かファッション誌か何かに撮られて、2人でお客さんとして載ってますよ」と笑いながら明かした。
ダイアナ・ロスとの共演、そして「本物感」
5月に開催されたダイアナ・ロスの来日公演にはサプライズ出演した。YOSHIKIは「急に僕のまわりのエージェントとか、いろんな方から連絡がありまして。『ダイアナ・ロスさんが僕を探してる』と」と経緯を説明。Kアリーナ横浜公演での出演が好評で、大阪城ホール公演にも出演したという。「最初、まわりから4件ぐらい、違う方たちを通じてお話をいただいて。『やっぱりスターってすごいな』って思いましたね」と振り返った。
パフォーマンスは「飛行機の中で楽曲の譜面を見て、当日少しだけリハーサルをして、ほとんどぶっつけ本番でした。本番のステージ上でも『もっと弾いて』って感じで振られて、キーを探しながら、その場でいろいろ考えて演奏して。そういう即興がすごかったですね」と語った。
世界のトップアーティストに共通するものについては、「やはりみなさん、すごく本物感を感じるというか。才能はもちろんのこと、並大抵じゃない努力をしてきてるんだなというのを肌で感じます」と話す。自身が共演を求められる理由については、「ある種、未知の世界に向かっているミュージシャンな気がするんです。ロックとクラシック、そのあいだもなんですけど、本当に超ジャンルレスで進んでいるので。突破口を開こうとしているところに共感していただいてるのかなというのは感じますね」と語った。
今後の展開については、「すごく突拍子もないことが起きると思います。1年後ぐらいをピークに向けて、いろいろ動いています。今回のジョシュとのコラボレーションも、いい意味での第1弾になっていくのかなという感じですね。楽しみにしていてください」と期待を込めた。



