来年1月に放送が予定されているテレビアニメ『気になってる人が男じゃなかった』のオープニング主題歌に、ニルヴァーナの楽曲「Breed」が起用されることが4日に発表され、日本国内だけでなく海外でも大きな反響を呼んでいる。
原作ファンから驚きと喜びの声
同アニメは、音楽を通じて距離を縮めていく主人公の美月と綾の関係性を描いた人気コミックが原作。ニルヴァーナは原作の中で重要な存在としてたびたび登場し、2人が交流するきっかけや互いを意識する場面を象徴するアーティストの一つとして読者に強く印象づけられてきた。この発表に対し、原作ファンからは「作品の世界観そのもの」「まさか本当にNirvanaが流れるとは」といった驚きと喜びの声が相次いでいる。
海外でも話題に、SNSで拡散
反響は日本国内にとどまらず、X(旧Twitter)では関連ポストが世界中から寄せられ、海外のアニメファン、原作読者、そしてニルヴァーナのリスナーを巻き込む形で話題が拡大した。原作における音楽描写が海外でも支持されていることに加え、グランジや1990年代ロックシーンを代表するバンドの楽曲が日本のアニメ主題歌として初めて使用されるという意外性も注目を集める要因となっている。SNS上では、原作の場面を振り返る投稿や、楽曲を初めて聴いたという反応も目立ち、アニメ化をきっかけに作品と音楽の双方へ新たなリスナーが流入しているようだ。
ストリーミング再生数が急増
この盛り上がりは、楽曲のストリーミングや検索動向にも波及している。「Breed」のSpotifyでのデイリー再生数は、発表前後の比較で日本では378%、海外でも154%上昇した。さらに、楽曲検索アプリShazamでの検索数は、日本で12,500%、海外でも1,229%を記録した。公開されたティザー映像で使用されているのはイントロの約30秒のみだが、その短い断片だけで世界中のリスナーを反応させる結果となり、今後、フルサイズのオープニング映像が公開されれば、さらなる拡散も期待される。
「Breed」の魅力
「Breed」は、ニルヴァーナが1991年に発表したアルバム『Nevermind』に収録された楽曲。性急なドラム、荒々しく歪んだギターリフ、カート・コバーンの切迫感あるボーカルが一体となった、バンドの衝動性を象徴するナンバーの一つだ。ポップなメロディとノイズをまとったサウンドがせめぎ合う楽曲であり、若者の焦燥や自由への渇望を感じさせるそのサウンドは、時代を超えて多くのリスナーを引きつけ続けている。



