マテウス・アサト初単独来日公演、1500人圧倒し追加公演決定
マテウス・アサト初単独来日公演、1500人圧倒し追加公演決定

ギタリストのマテウス・アサトが11日、東京・Zepp Shinjukuで来日公演を開催し、2時間30分にわたって熱演。集まった1500人のオーディエンスを沸かせた。

初の単独来日公演、チケットは完売

マテウスはブラジル出身のギタリスト。2000年代初頭からインスタグラムやYouTubeを通じて発信した演奏動画が話題になり、ジョン・メイヤー、ジェシー・J、ブルーノ・マーズやシルク・ソニックといった世界最高峰のアーティストから熱烈なラブコールを受けツアーメンバーに参加。世界中から注目されているギタリストだ。

この日の公演は7月30日のマニラから始まった4大陸29都市を巡るワールド・ツアーの一環。日本では大阪(8月6日)、名古屋(8月7日)を経てこの日の東京が日本公演最終日。これまでブルーノ・マーズの東京ドーム公演(2024年1月)やフジロック出演(2026年7月)、イベント参加などで来日はしているが、単独公演は今回が初めてとなる。注目のギタリストの来日コンサートということもあって、チケットは完売。20代から60代の幅広い世代1500人が会場に集まった。

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圧巻のプレイで観客を魅了

16時5分頃、ギター、ベース、ドラム、キーボードの4人のサポートメンバーが演奏を始めると、ステージ下手からサンバーストのストラトキャスターを携えマテウス・アサトが入場。大勢集まったお客さんに応えるように「トーキョー!」とあいさつ。オーディエンスが見守る中、静かに弾き始めたのはミディアムテンポの「Otsukare!」。2月に配信リリースした1stアルバム『ASATO』に収められたナンバーだ。カッティングとピッキングを混ぜ合わせた美しい調べにオーディエンスは冒頭から引き込まれる。続いての「Rush」では一転してアップテンポの攻めたナンバー。ギターから弾き出される矢のようなサウンドで客席を圧倒。「Mellow」では叙情的な、いわゆる泣きのギターを披露し客席を酔わせる。

中盤に披露したのはカバー曲。クラウデッド・ハウスの「Don't Dream It's Over」ではボーカルパートをていねいにつづり、マテウスのギターは歌心を感じさせるギターだと改めてわかる。ビージーズの「How Deep Is Your Love」では半音下げたチューニングで美しい音を響かせる。

アンコールでJ-POPカバーも

圧巻は本編ラスト2曲。「K」は台北ジャズフェス(2019年)で披露された動画が瞬く間に話題となったメロディアスなソウルフル楽曲。アグレッシブなドラムのビートに合わせ、マテウスの代名詞ともいうべきコードボイシングとメロディーを絶妙に融合させたプレイを披露。1月にリリースしたシングル「HENDRIX」では、古き良き60年代ロックを彷彿(ほうふつ)させる壮大かつ豪快なロックチューン。ソロではあのギターの神様が降臨してきたような演奏を聴かせ、1500人のオーディエンスを圧倒した。

アンコールでは「カラオケバーでも歌います!」とスピッツ「ロビンソン」を演奏。マテウス自身が好きなJ-POPナンバーで、メロディーパートの演奏に合わせ客席が大合唱。「Kyoto's Jam」では冒頭にマイケル・ジャクソンの「Human Nature」を弾くと客席から歓声が上がった。そして、アニメ『ドラゴンボールZ』の主題歌「CHA-LA HEAD-CHA-LA」を披露すると、オーディエンスも大喜びで大合唱。ラストは「too nerdy for pop, too pop for nerds」。すさまじいまでの技巧に複雑なフレーズと美メロを見事に融合させたプレイで終始、客席を圧倒し、2時間30分におよんだ東京初ワンマン公演を終えた。

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追加公演とCDリリースも決定

この日の東京公演完売を受け、追加公演が12月16日に東京・EX THEATER ROPPONGIで決定。また、8月17日には『ASATO』がギタリストCharのレーベルZICCA RECORDSより発売される。これまで配信のみで発表されていた同作品が、世界で初めてCD、LPとして国内盤でリリースされる。