草津夏期国際音楽アカデミーにヘフリガー氏がアドバイザー就任、新たな聴衆開拓へ
草津音楽アカデミーにヘフリガー氏がアドバイザー就任

群馬県草津町で17日から、草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバルが始まる。新設されたアーティスティック・アドバイザーに就任したのは、母国スイスのルツェルン音楽祭でトップを長年務めたミヒャエル・ヘフリガー(65)だ。

ヘフリガー氏は「草津とルツェルンは共に夏の避暑地。リゾートとクラシックコンサートの組み合わせには大きな可能性がある」と話す。26年務めたルツェルン音楽祭のエグゼクティブ・ディレクター兼芸術監督を昨年退任した後、名テノール歌手で草津の音楽祭の常連出演者だったエルンスト・ヘフリガーを父に持つ縁でアドバイザーを引き受けたという。

ルツェルン音楽祭での手腕と新たな構想

若い頃にバイオリニストとして活躍した後、音楽祭の運営に転じ、指揮者のクラウディオ・アバドやリッカルド・シャイー、作曲家のピエール・ブーレーズらと共同でルツェルン音楽祭を世界的なフェスティバルに育て上げた。運営費を抑えながら高い芸術性を追求する優れたバランス感覚と手腕は、世界から注目されている。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

「原点である滞在型のアカデミー(講習会)を中心に据えつつ、コンサートを増やして新しい聴衆を開拓したい」。その最初の試みが「Three Mountains Project」だ。草津のほかに高崎芸術劇場(群馬県高崎市)と軽井沢大賀ホール(長野県軽井沢町)でも関連コンサートを開き、「三つの山」として相互の連携を目指す。

コロナ禍からの回復と地の利を生かした取り組み

コロナ禍によって規模縮小を余儀なくされた草津の音楽祭は、新たな聴衆の開拓が急務だ。ヘフリガー氏は「草津音楽の森国際コンサートホールは室内楽中心。高崎は東京に近く、大きなホールで地元の群馬交響楽団と協力してオーケストラ公演ができる。軽井沢は草津に近く、室内楽ホールなのでプログラムを共有でき、草津に足を延ばすきっかけにしたい」と抱負を語る。

「自然と温泉と音楽のコンビネーションはすべての世代の人をリラックスさせるでしょう」。関連コンサートは、高崎公演(終了)のほか、草津公演は30日午後4時開演、軽井沢公演は31日午後3時開演。問い合わせは電話0279・82・5775。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ