5人組グループ・ACEes(浮所飛貴、那須雄登、作間龍斗、深田竜生、佐藤龍我)が7月12日、東京・有明アリーナで『ACEes Arena Tour 2026 “V”』を開催。1万5000人の観客を前に、メンバーは事務所の伝統を受け継ぎながら進化したパフォーマンスを披露し、最後に浮所が悲願のデビューへの思いを語った。
華やかな開幕と“尊い瞬間”
佐藤がデザインした金色の刺繍が輝くチュール衣装に身を包んだ5人が登場すると、会場は黄色い歓声に包まれた。オープニング曲「PROLOGUE」では、きらめきの中に燃える情熱を見せ、深田が「行くぞ!有明!」と叫んで花道へ駆け出した。5月末まで帯同した嵐のコンサートで体感したというメンバー同士のアイコンタクトや笑顔の“尊い瞬間”が随所に見られ、チームワークの高まりを感じさせた。
“V”をテーマにした多彩なブロック
今回のツアーテーマは“V”。VENTURE(冒険)、VERSUS(対峙)、VIRAL(拡散)、VEIN(血脈)、VANGUARD(先駆者)、VORTEX(渦)の6ブロックに分かれ、各メンバーが個性あふれるパフォーマンスを展開した。大きな見どころは、メンバーそれぞれが新たに習得したスキルを披露した点だ。
佐藤のサックス、浮所・作間のエアリアル
「カラクリだらけのテンダネス」(timelesz)では、佐藤が息を切らしながらサックスに挑戦。一音一音を確かめるように演奏し、曲終わりもサックスの余韻を残した。また、「-シルクブリッジ-」では浮所と作間がエアリアル(シルクフライング)の大技に挑戦。天井から下がる2本の布を腕力で登り、身体に巻き付けて回転しながら客席を舞い、観客を魅了した。
馬コーナーとファンとの一体感
雰囲気が一変し、「-馬コーナー-」では午年生まれの5人が馬の着ぐるみを頭にかぶり、ゲーム企画を実施。作間と深田が“愛してるよ”ゲームで対決し、深田がバックハグしながら愛と感謝をささやいて勝利した。さらに、新曲「Say it!えいし〜♡」ではコール&レスポンスでファンとの一体感を高め、カバー曲でも積極的に声出しを促した。
原風景と大階段、成長を感じる演出
後半では「原風景をたどるコーナー」で幼い5人の写真が映し出され、セットのモニターが半回転すると大階段が出現。帝国劇場を彷彿とさせる舞台に変貌し、「LET'S GO TO EARTH」をメンバーカラーのスパンコール衣装で歌唱。5人が順番にセンターに立ち、5曲のカバーを連続で披露し、エース揃いの魅力を見せた。
深田と那須の太鼓×ダンスブレイク
深田と那須は「-太鼓×ダンスブレイク-」で、深田が複数の和太鼓を打ち鳴らし、那須が軽やかで力強いダンスを披露。炎が噴き上がる中、「P・A・R・A・D・O・X」(嵐)のACEesオリジナル振付で最高に熱い空間を作り上げた。作間は「ラストスパートだぞ!お前たち、全力でかかってこいよ!」と煽り、佐藤も「みんな!俺達と楽しもうぜ!」と観客を熱狂の渦に巻き込んだ。
メンバーのあいさつとデビューへの決意
終盤のあいさつでは、那須が「この事務所はいい意味の縦がある。俺たちはそこを大事にしていきたい」と事務所の伝統への敬意を表明。深田は「去年あの時期を乗り越えた僕たちなら、もう今後どんなきついことがあっても大丈夫」とファンへの信頼を語り、「根拠のない自信に満ちあふれています」と笑わせた。佐藤は「メイクさんがついているんですよ。うれしい!」とジュニアである現状を嘆きつつ、「デビューが必要」と力説。作間も「1日1日を無駄にせず、まずはデビューしてやります」と宣言した。
浮所の宣言「芸能界を荒らしにいきましょう」
最後に浮所は「この事務所のスタイル、伝統を引き継ぐことができるのはこの事務所の人間だけ。ACEesが引き継ごうと思っています」と継承の決意を固め、「いつかデビューした時、芸能界を荒らしにいきましょう!一緒に!もう全部ひっくり返してやりましょう!」と宣言。さらに「どうにか皆さんも力をお借りして、僕らも全力で生き抜くんで、ぜひみんなで、チームACEesで、次世代のスターになりましょう」と展望した。
本編ラストとアンコール
本編ラストは、深田主演・浮所出演のテレビ朝日系ドラマ『夏色の雲が恋と嵐をまきおこす』の主題歌「真夜中のZOO」を披露。爽やかで切ない一曲で締めくくると、アンコールでは那須が「みなさんのおかげですげぇ楽しいライブになりました!これからもよろしくお願いします!」と呼びかけ、最高潮の熱気で幕を閉じた。
同公演は5月26日のマリンメッセ福岡を皮切りに5都市21公演で23万2000人を動員。有明アリーナでは3日6公演で9万人を集めた。



