「男性として生きるのに限界」Xジェンダーとトランス女性の婚活と新たな結婚のリアル
Xジェンダーとトランス女性の婚活 新たな結婚のリアル

「生涯をともにする結婚相手を見つけたい」という願いは、LGBTQ+の人々も同じだ。今回は、性的マイノリティのための結婚相談所、一般社団法人日本LGBTサポート協会を通じて出会い、人生の伴侶を見つけた2人に焦点を当てる。なぜ彼らは結婚を望んだのか、その背景を探る。

Xジェンダーとトランス女性

6月6日と7日、東京・代々木公園で「東京プライド」が開催された。LGBTQ+当事者や支援者、企業が集い、多様な性のあり方への理解を広げるイベントだ。会場には多くのブースが並び、渋谷や原宿周辺ではプライドパレードも行われた。このパレードに参加したのが、コウさん(55、仮名)とヒロミさん(50、仮名)だ。2人はLGBTサポート協会のお見合いで出会い、先日結婚した。コウさんは性的自認が男性でも女性でもないXジェンダー。ヒロミさんはトランス女性である。

自分を偽った結婚

コウさんには2度、ヒロミさんには1度の婚歴がある。いずれも相手はストレート女性だった。自分が自認する性を偽って男性として結婚したものの、数年後に破局した。その後は自分に正直に生きてきたが、恋人はできても生涯をともにするパートナーには出会えなかった。そんな2人が、LGBTサポート協会の存在をYouTubeやメディアで知り、門を叩いた。

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男性として結婚するも…

コウさんは「男性として生きることに限界を感じていた」と振り返る。元妻と中学生の子どもに、今度は自分らしい結婚をすることを伝えた。ヒロミさんもまた、過去の結婚では自分を抑えていた。「今度こそ、自分を偽らずに生きたい」と語る。

立ちはだかる壁

性的マイノリティの婚活には、依然として多くの壁がある。家族の理解、社会の偏見、法律上の課題など。しかし、LGBTサポート協会のような専門の結婚相談所が増え、希望の光が見え始めている。同協会は「多様な性のあり方を尊重し、誰もが自分らしい結婚を選べる社会を目指す」としている。

これからも一緒に

コウさんとヒロミさんは、お互いの性自認を理解し合い、支え合っている。「初めて、自分を偽らずにいられる相手に出会えた」と2人は笑顔で語る。彼らのような事例は、性的マイノリティの結婚の可能性を広げる一歩となるだろう。

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