タイで同性婚合法化法案可決、アジアで3カ国目 成立後100日で施行へ
タイで同性婚合法化法案可決、アジア3カ国目

タイの下院は18日、同性婚を合法化する法案を賛成多数で可決した。これにより、タイはアジアで3番目に同性婚を認める国となる見通しだ。同法案は成立後100日以内に施行される予定で、タイ社会におけるLGBTQの権利向上に大きな一歩となる。

法案の内容と成立までのプロセス

この法案は、婚姻法の性別要件を「男性と女性」から「個人」に変更するもので、同性カップルに結婚の権利を与える。下院では賛成399票、反対10票、棄権2票で可決された。法案は今後、上院での審議を経て国王の承認を得る必要があるが、通過は確実視されている。

タイでは過去数年にわたり、LGBTQコミュニティーからの同性婚合法化の声が高まっていた。与党・タイ貢献党の議員は「この法律はタイ社会の多様性を認めるものだ」と述べ、法案成立の意義を強調した。

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アジアの同性婚法制の現状

アジアで同性婚を法的に認めているのは、台湾(2019年)、ネパール(2023年)に続きタイが3カ国目となる。一方、インドでは2023年に最高裁が同性婚の法的承認を認めない判断を下しており、地域によって対応が分かれている。

タイのLGBTQ団体「タイ・トランスジェンダー・アライアンス」の代表は「この法案は長年の闘いの成果だ。しかし、完全な平等のためにはさらに多くの改革が必要だ」と述べた。

社会的・経済的影響

同性婚合法化は、タイの観光業やビジネス環境にもプラスの影響を与えると期待されている。タイはLGBTQフレンドリーな旅行先として知られており、合法化によりさらなる観光客の増加が見込まれる。また、国際企業の投資促進にもつながるとの見方もある。

一方で、保守的な層からは反対の声も根強い。法案可決を受け、バンコクでは少数の抗議デモも行われたが、全体としては大きな混乱はなかった。

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