指原莉乃が11日、TOKYO FMのラジオ番組『澤本・権八のすぐに終わりますから。』に出演し、AKB48時代に秋元康氏から突然「ドリアン指原」というキャラクターでMCをするよう命じられ、当初は困惑したものの、公演初日に大ウケした経験を明かした。
スタジアムライブ後に自宅で実演動画を撮影
番組では、指原がプロデュースする=LOVEのメンバーが以前出演した際、指原による細やかな助言について話していたことを紹介。衣装や髪型、髪色だけでなく、ライブ初日の終了後には改善点が送られ、指原自身があおり方を実演した動画まで届いたという。
これについて指原は、コンサートが終わると「こうした方がより良いよ」「ここ、めっちゃ良かったよ」といった感想や助言をメンバーへ送っていると説明。近年はアリーナツアーが多く、メンバーも大規模な公演に慣れていたため、指摘することは何年もほとんどなかったという。
むしろ、メンバーの表現や盛り上げ方から指原が学ぶことも増えていた。しかし、彼女たちが単独では経験したことのないスタジアムクラスのライブを見た際には、久しぶりに数多くの改善点が見つかった。
文章だけでは伝わらないと考えた指原は、自宅に定点カメラを設置。「ここの曲のここなんですけど」と楽曲を流し、「こういうふうにやると盛り上がると思います」と、一つずつ実演した動画を撮影して送ったという。
指原は、「夜中に秋元さんから来たら恐怖ですけど(笑)」と、受け取るメンバーの気持ちを想像して笑いつつ、「その方が分かりやすいかなと思って動画を送りましたね」と振り返った。
秋元康氏が公演直前にMCを止めた
自身の経験を生かして細部まで助言する指原だが、その原点には、AKB48時代に秋元氏から受けた指導があった。AKB48劇場で新公演を始める際には、秋元氏がゲネプロを見学し、細かな部分までアドバイスしていたという。ある公演で、指原が参加するユニット曲からメンバーによるMCへ移る場面を確認していた時のこと。指原が毛皮のコートのような衣装を着て通常通りに話していると、秋元氏が「ちょっと待って」と進行を止めた。
そこで命じられたのが、「ドリアン指原」というキャラクターでMCを行うことだった。秋元氏は、キャラクターを設定し、コントのような形で進めれば「絶対ウケる」と予告したという。
しかし、指原にとってキャラクターを演じながらのコントは簡単なものではなかった。「私も死ぬほど嫌だったんですよ(笑)」「キャラ付けコントって難しいし」と当時の抵抗感を明かし、“ドリアン指原”という設定にも「ちょっと『えっ?』みたいな感じだった」と本音を漏らした。
初日に「めちゃくちゃウケた」
戸惑いながらも、指原は秋元氏の助言を受け入れ、公演初日に言われた通りのMCを実践。すると、秋元氏の予告通り、「もう、めちゃくちゃウケたんですよ」と振り返るほど、客席から大きな反応が返ってきた。
その後も“ドリアン指原”は同公演の定番となり、繰り返し笑いを生み出したという。指原はこの経験から、「やっぱり人の言うことは聞いた方がいいんかな」と実感。秋元氏から学んだことが数多くあると話した。
現在、メンバーへ細かなアドバイスを送る際には、「あの時こうだったな」「指原さんにこう言われたな」という記憶が、いつか彼女たちの心に残ってほしいという思いもあるそう。かつては「死ぬほど嫌だった」という助言が成功体験として残り、今度は指原から次の世代へと受け継がれていた。