法政大学のミスコンに出場し、審査員特別賞を受賞した佐野さん(23歳)は、新卒で三井住友銀行に入行したものの、わずか9カ月で退職し、芸能の道へ進む決断をした。その背景には、自身の気持ちに正直に生きた母親の影響があった。
家族の後押しが決断を後押し
「母は昔、外資系企業で働いていましたが、突然会社を辞めてワーホリに行ったり、その後また学生に戻ったり、自分の気持ちに正直に生きていました。私はそんな母が大好きで、ずっと母のような人間になりたいと思っていたので、最後は自分のやりたい道に進む決断をしました」と佐野さんは語る。
これまでの自分を認め、これからの自分をもっと輝かせるために、彼女は芸能の道を選んだ。
外野の意見に揺るがない強さ
人生とは取捨選択の連続だ。何かを得るためには、何かを捨てなければならない。佐野さんは自分の意志や夢を取り、安定を捨てた。その選択は一般的に「間違い」や「浅はか」と形容されがちだ。
実際に、佐野さんがSNSに投稿した退職報告には、「考えが甘い」「もったいない」「何考えてるの?」など、辛辣なコメントが並んでいた。だが、それらの意見を佐野さんはまったく意に介していない。
もちろん、早期退職してしまった銀行への申し訳なさや、支えてくれた人たちへの感謝の気持ちは今でも強い。自分が身勝手な選択をしてしまったことも、よくわかっている。しかし、佐野さんはそれらすべてを背負って、自分が一番輝ける可能性のある環境に身を置いて、人生をかけた勝負をしているのだ。
ミスコンが変えた人生
「なぜ、そこまで強くいられるんですか?」という質問に対し、彼女は一点の曇りもない表情で答えた。「昔の私は何事にも消極的で、今回のような決断を下せる人間ではありませんでした。今の自分があるのは、発信活動をするようになったおかげで、そのきっかけになったのは大学時代に出たミスコンです。なので、私はミスコンに出て本当によかったと思っています」
佐野さんはミスコン出場後、SNSで約10万人のフォロワーを獲得。しかし、AKB48などのオーディションに落選した経験もあり、その後は「普通に就活」し、メガバンクである三井住友銀行に入行した。しかし、入行後も芸能への思いは消えず、9カ月で退職する決断に至った。



