ミスコン出場からメガバンク入行、モデルへ:法政大出身23歳の堅実な選択
ミスコン出場からメガバンク入行、モデルへ:法政大出身23歳の堅実な選択

2022年のCollege選抜コンテストで審査員特別賞に輝き、新卒でメガバンクに入社後、現在はモデルとして活動している佐野麗奈さん(23)。彼女は法政大学グローバル教養学部を卒業後、一般企業への就職を選んだ。多くのミスコン出場者が芸能界やインフルエンサーとして活動する中、佐野さんはなぜ「堅実な道」を選んだのか。

芸能活動への憧れから大学ミスコンへ

東京都出身の佐野さんは、現役で法政大学のグローバル教養学部(GIS)に入学。同学部は早稲田大学の政治経済学部や中央大学の法学部と並ぶ看板学部で、授業はすべて英語で行われる。小中高で海外留学やIBDP(国際バカロレア・ディプロマ・プログラム)を経験した佐野さんにとって、「理想的な環境だった」と振り返る。

大学入学後は勉強に励む一方、以前から憧れていた芸能活動を始めるため、2年生の2022年に「College選抜コンテスト」に出場した。このコンテストは民間企業が主催する全国版の大学ミスコンで、毎年数千人が応募。Web投票やLIVE配信による審査を経てグランプリが決定する。

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「ミスコンに出ようと思ったのは、2020年のミス青山で準グランプリを獲得した新田さちかさんに憧れていたからです。法政大学には学内のミスコンがなかったので、学外のCollege選抜コンテストを選びました」と佐野さんは語る。

配信戦略で審査員特別賞を獲得

同コンテストは配信アプリ企業が運営しており、審査における配信の比重が他のコンテストより重い。周りの出場者は配信がうまい人ばかりで、「まともに勝負をしても勝てない」と考えた佐野さんは、独自の戦略を立てた。具体的には、配信時間を深夜帯に設定し、視聴者が少ない時間帯にコアなファンを獲得。さらに、視聴者との対話を重視し、一人ひとりに丁寧に返信することで、リピーターを増やした。その結果、審査員特別賞を獲得し、SNSフォロワーは10万人を超えた。

しかし、芸能界への道は険しかった。佐野さんは過去にAKB48のオーディションで5次中の3次審査まで進んだ経験があるが、芸能界の厳しさを痛感。「ミスコン出場後も芸能事務所からオファーはあったが、安定した収入を得られるか不安だった」と当時を振り返る。

倍率100倍超の選考を突破しメガバンクへ

そんな中、佐野さんは就職活動で親身なリクルーターと出会う。そのリクルーターのサポートを受け、倍率100倍超の選考を突破し、メガバンクに入行した。「リクルーターの方が私の強みを引き出してくれて、自分でも気づかなかった魅力をアピールできた」と佐野さんは感謝する。

メガバンクでは法人営業を担当。しかし、働く中で「もっと自分らしい表現がしたい」という思いが強まり、入行から約1年で退職。現在はモデルとして活動しながら、キャリアコンサルタントの資格取得を目指している。「ミスコンで得た知名度を無駄にせず、自分のペースで仕事を選びたい」と語る。

ミスコンの「その後」:堅実な選択をする理由

近年、大学ミスコンは「冬の時代」と言われるが、佐野さんのように一般企業に就職する出場者は少なくない。彼女は「ミスコンはあくまで一つの経験。その後の人生は自分で決めるもの。私のように普通に就活する人も多い」と話す。

佐野さんは今後、モデル業と並行して、英語力を活かした国際的な仕事にも挑戦したいと考えている。「ミスコンで得た自信と、メガバンクで学んだビジネススキルを組み合わせて、新しい道を切り開きたい」と意気込む。

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