映画『Michael/マイケル』が2026年6月12日に日本公開され、初日から大ヒットを記録している。しかし、その華やかな描写の裏で、マイケル・ジャクソンの最初の妻リサ・マリー・プレスリーの回顧録には、映画では描かれなかった衝撃的な真実が記されている。
映画は「一番いい時代だけ」を切り取った
映画はマイケルが少年への性的虐待疑惑で訴えられる1993年以前の、彼の輝かしいキャリアの頂点を描いている。1982年のアルバム『スリラー』や1987年の『バッド』までの成功が中心だ。しかし、ライターの村瀬まりも氏は「絶賛とともに、『一番いい時代だけ映画にしたって感じ』という声があった」と指摘する。実際、映画はマイケルがステージパパに反発し、独立していく過程を描くが、その後のスキャンダルや薬物依存には触れていない。
リサ・マリーとの知られざる関係
マイケルが初めて結婚したのは1994年、エルヴィス・プレスリーの娘リサ・マリーだった。出会いはマイケルが17歳の時で、リサ・マリーは7歳。その後、1980年代に再会し、交際に発展した。村瀬氏によれば、この結婚は「実質的な略奪愛」であり、リサ・マリーは当時既婚者だった。しかし、マイケルは35歳まで女性経験がなく、結婚は「偽装」とも噂された。
「子どもを産ませたら、私を捨てる」
リサ・マリーの回顧録には、マイケルが彼女に「子どもを産ませたら、私を捨てる」と語ったと記されている。離婚の原因はマイケルの薬物依存であり、わずか1年半の結婚生活だった。映画では描かれなかったこの一面は、スターの本性を浮き彫りにしている。
映画の興行成績と反響
映画はアメリカで4月に公開され、興行収入9億ドル(約1440億円)を突破。日本でも公開3日間で動員67万2000人、興収10億9000万円を記録し、ランキング初登場1位となった。先行公開を含めると12億円近くに達する。YouTubeやTikTokでは、映画館で観客がマイケルの楽曲に合わせて踊る様子が拡散され、「マイケル復活祭」と称されている。
映画が描かない闇
映画はマイケルの性的虐待疑惑や薬物問題を完全にカットしている。村瀬氏は「映画を観た後、ガチファンの女性が『きれいに描いている』と漏らした」と報告。リサ・マリーの回顧録は、こうした映画の美化を補完する資料として注目されている。



