俳優の国仲涼子が、NHK連続テレビ小説『ブラッサム』で演じる葉野リョウ役への思いを語った。朝ドラで母親役を演じることは40代になってからの夢だったと明かし、出演決定時には「泣いて喜びました」と振り返った。
出演決定の心境と『ちゅらさん』での経験
国仲が演じるリョウは、実母を亡くした幼い珠のもとにやってきた、清治の後妻。その後、珠にとっての弟と妹を産み、献身的に家族を支える役どころだ。国仲は出演が決まった際の心境について、「朝ドラでお母さん役をやりたいというのは40代になってからの私の夢だったので、本当にうれしくて夢のようで、泣いて喜びました」とコメントした。
約25年前に放送された連続テレビ小説『ちゅらさん』でヒロインを演じた経験にも触れ、「『ちゅらさん』でヒロインを演じた約25年前は、自分のことでいっぱいいっぱいで、母親役の田中好子さんや父親役の堺正章さんをはじめとした皆さんに本当の家族のように接していただき、心の支えになってもらっていました」と振り返った。その経験から、母親役の重要性を理解しているだけにプレッシャーもあったという。
役への向き合い方とリョウの魅力
それでも、「自分も朝ドラのお母さんの一員になれることがとにかくうれしかった」と、今回の出演への喜びを語った。リョウを演じるにあたっては、「『母親だからこうしなくては』とは決めず、珠さまのお芝居をすべて受け入れよう、子どもたちをそのまま受け止めようという心構えで撮影に入りました」と説明。自身も子どもを持つ母親であることが役作りに大きく影響しているといい、「母として感じる感情はうそではないと身にしみています」と話した。
また、リョウの魅力については、珠の味方であり続ける姿勢を挙げる。「ずっと珠さまの味方でいつづけるのがリョウのすてきなところです。どんな局面でも子どもの一番の味方でいるということを、ブレずに貫いている人だと感じています」と分析した。前向きで働き者な一面も持ち、自分が落ち込めば子どもたちも落ち込んでしまうと理解しているからこそ、常に元気でいようとする人物だという。
第18回の場面と見どころ
珠が東京行きを決意する第18回の場面についても言及した。珠が落ち込むと家の中全体が沈んでしまうため、リョウはこれまで「元気出しんさい」「頑張りんさい」と声をかけてきた。しかし、第4週で珠が「ウチ、ずっと一生、このまんまなんじゃろうか」と泣いた際には、いつも明るい姉の姿しか知らなかった弟や妹たちも、初めてその落ち込みを目の当たりにしたと考えたという。
そこで、母親として何としても珠に元気になってほしいという願いを込め、優しく諭すのではなく、強い口調で東京行きを後押しした。「もう行きなさい、行って自分の人生を歩みなさい」という思いを込めた場面だったと振り返る。珠が弟や妹のために働こうとし、母親にも気を遣う性格であることから、監督とも相談しながら、強い思いを持って背中を押すことを意識した。
最後に、作品の見どころについて「特に序盤は珠の根っことなる家族の絆が描かれました。この先も、きょうだい愛や母の愛にどうぞご注目ください」と呼びかけた。リョウ自身の母親としての成長も見どころの1つで、子どもたちの成長や性格に合わせて声のかけ方を変えながら、母として学んでいく姿が描かれるという。