俳優の香取慎吾が主演を務めるWOWOW連続ドラマW『虚ろな十字架』(9月6日スタート、毎週日曜 後10:00、全4話)の完成報告会が行われ、26年ぶりに共演した鈴木杏との再会を喜び、「杏ちゃんが奥さんで良かった」と語った。
26年前の共演から夫婦役へ
今作は、東野圭吾が2014年に発表した同名小説を初めて映像化した社会派サスペンス。死刑制度という普遍的なテーマに真正面から切り込む。香取はWOWOW連続ドラマ初主演、東野作品でも初主演となる。11年前に起きた人生を揺るがす“ある事件”をきっかけに、孤独と虚しさを抱えて生きる主人公・中原道正を演じる。鈴木は道正の元妻・浜岡小夜子を演じる。
香取と鈴木は映画『ジュブナイル』(2000年)で共演。再会を果たした鈴木は「あの頃はあんなに無邪気に笑っていたのにね。長く続けているとこんなご褒美があるだなと思ったんですけど、いざ現場に行ってみるとその感慨に浸っている余裕がないくらいしんどいシーンばかりで」と喜んだのは束の間だったそう。「距離が微妙にあるような時間が多くて、幸せな夫婦の時間をもっと過ごしたかったですね」と撮影を振り返った。
再共演が役とリンク
香取は「杏ちゃんが奥さんで本当によかった。(鈴木が)子どもの頃にご一緒して、そこからまさかの夫婦役。あの時の思い出があるから、何十年も離れてはいたんだけど、それが今回の夫婦の役につながる部分はあったから良かったなと感じています」としみじみ語った。
また、夫婦でありながら心が離れてしまう2人の関係を演じることについて、香取は「子どもの頃の杏ちゃんと今の杏ちゃん、同じ人なんだけど経験を積んで、あの頃とまるで同じではない。違う部分を見ているような感じも、今回の役の夫婦として、知っている奥さんのはずが、知らない部分があるのかなという感じが何十年ぶりに共演したのが役とリンクしたのかな」と役との共通点を語った。
物語のあらすじと報告会
今作では、ある日、中原の元に、かつての事件で捜査を担当した刑事が来て、元妻・小夜子が何者かに殺害されたと告げる。意外にも犯人はすぐに捕まるが、その供述には不可解な点が多く、中原は元妻の死の真相を知るべく、別れてからの足跡をたどることに。真相を追ううちに、目を背けていた過去と向き合うことになるが…。やがて、その先に11年前の事件から遠くさかのぼった“もう一つの犯罪”が浮かび上がってくる。
報告会にはほかに、赤楚衛二、蓮佛美沙子、瀬々敬久監督が参加した。



