「玉の輿」という言葉は、女性が社会的地位の高い男性や資産家と結婚した際に使われることがある。しかし、この言葉を褒め言葉として受け取るかどうかは人によって異なる。読売新聞のユーザー投稿サイト「発言小町」には、医師との結婚が決まった20代女性から「結婚報告をする度に玉の輿と言われるのが嫌」という悩みが寄せられた。
トピ主「さかな」さんの訴え
トピ主の「さかな」さんは、お見合いで出会った医師の男性と恋に落ち、婚約した。男性は勤務医で、トピ主自身も不労所得を得ながら得意分野の仕事に就いている。しかし、親しい友人以外にはその事情を話していないため、結婚報告のたびに「玉の輿じゃん」「よく捕まえたね」と言われるという。「彼も努力して医学部に入学し医師として働いているが、私もキャリアを積んできた。お互い認め合い尊敬し合える関係だ」と訴え、「『玉の輿狙ったのね』『どうやって落としたの?』と言われ、しんどくなってきた。どう心持ちでやっていけばいいか」と問いかけた。
レスに見る賛否両論
このトピには140件以上のレスが寄せられた。ユーザー「あたま」さんは「夫の職業や収入に皆興味を示し『すごいね、安泰だね』と言われても、自分も同じような所で働いているからモヤモヤする。『女は結婚相手のスペックで幸せが決まる』という考えが嫌だ」と同調した。「猫宮」さんも「お相手が資産家の跡取り息子で『お金目当て?』と言われ、下品でゲンナリした。冠婚葬祭を金銭の損得で茶化すのはNG」と断じた。
一方、「たまこ」さんは「『玉の輿だね』は単に『条件のいい男を捕まえた』という意味で、なぜ嫌なのか分からない」とコメント。「ぺんぺん草」さんも「『良い縁に恵まれたね』『羨ましい』の意味を含み、少々品がないが許容範囲だ」と述べた。
「玉の輿」と言われないための対策
レスでは、周囲から「玉の輿」と言われないためのアドバイスもあった。「れいまま」さんは「勤務医だから収入は大したことない、大手企業の管理職の方が上だと言うと、それ以上持ち上げられなくなる」と提案。「禰豆子」さんは「大学病院の医師の妻は夫のことを『サラリーマン』と答えている。私も外資系証券の夫を『サラリーマン』としか答えない」と明かした。
アンケート調査:玉の輿を「狙っていない」8割以上
結婚相談所「フィオーレ」が2023年1月に婚活中の男女299人を対象に行った調査では、「玉の輿に憧れるもしくは狙っている?」という質問に対し、「憧れるが狙っていない」が62.3%、「憧れないし狙っていない」が19.5%で、合わせて81.8%が積極的には狙っていないと回答。「憧れるし狙っている」は18.2%にとどまった。
令和の時代の結婚観
昭和の時代には、玉の輿に乗って専業主婦になることが女性の幸せの形の一つとされたが、女性のキャリア志向が高まり、夫との対等なパートナーシップを望む女性が増えた令和では、玉の輿は「狙うもの」ではなくなっている。トピ主のように努力してキャリアを積んだ女性にとって、結婚相手の地位だけで評価されるのは不快だろう。ユーザー「還暦のおばさん」は「ご自身が優秀で努力してきたから、結婚でステータスを買ったように言われるのがイヤなんですね。スルー力を身につけ、他人の評価はガン無視で幸せになってください」とエールを送った。



