マラソン大会当日の朝6時、小学生の息子が突然、練習に出かけた。ところが、なかなか帰ってこない。心配する父親のもとに戻ってきた息子が告げたのは、予想もしなかった一言だった――。
18日放送のTBSラジオのラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(毎週日曜10:00~11:55)では、そんな親子のエピソードが紹介され、安住紳一郎アナウンサーも自身の中学時代に経験した、忘れられないマラソン大会の思い出を振り返った。
マラソン大会当日の朝、息子が突然の自主練習へ
この日の放送では、福島県の男性リスナーから、小学生の息子がマラソン大会を迎えた日の出来事が寄せられた。
息子は大会前夜、友達が朝練習をしていることを知り、「明日の朝6時に起こして」と父親にお願いしたという。そして翌朝、息子は「走って来るわ!」と元気よく家を出発した。ところが、しばらく待っても息子は帰ってこない。朝の時間が過ぎていく中、父親は次第に心配になってきたという。
ようやく帰宅した息子は汗だく。父親が風呂で汗を流すよう促すと、息子から返ってきたのは、思いもよらない一言だった。
「温泉に入ってきたんだ」
事情を聞くと、息子は走って汗をかいたため、近所の温泉に立ち寄っていたという。マラソン大会に向けた早朝練習のはずが、思いがけず温泉まで楽しんでいたのだ。
父親は「温泉に入ってから登校する小学生っていますか?」と驚きをつづった。肝心のマラソン大会では、息子は自分なりに力を出し切り、満足そうな様子だったという。
このエピソードを聞いた安住アナは、「ちょっと事前に準備してから臨みたいっていうね。わかるなぁ」とコメント。小学生らしい自由な発想に、スタジオも和やかな雰囲気に包まれた。
「必死で練習してるんだよ」安住紳一郎アナが中学時代に知った事実
そんな息子の姿から、安住アナも自身の中学時代を思い出したという。当時、同じ野球部に所属していた同級生が、学校のマラソン大会で1年生から3年生まで3年連続優勝を果たしていた。
安住アナは、その同級生について、生まれつき長距離走が得意な人物なのだと思っていたという。しかし、中学3年生の時、別の同級生から、思いがけないことを教えられた。
「いや、安住、それ違うんだよ。必死で練習してるんだよ」
3年連続優勝という結果の裏には、本人の並々ならぬ努力があったのだ。その事実を知った安住アナは、「ものすごく自分が恥ずかしくなった」と振り返った。
大会まで残り1週間…安住紳一郎が練習を始めた結果
同級生の努力を知り、安住アナも大会までの残り1週間、懸命に練習したという。その結果、学年約240人の中で7位に入った。
決して悪くない順位だったが、安住アナは「7位っていう微妙な成績を取って」と苦笑。野球部に所属していたこともあり、もともと例年10位前後には入っていたため、努力によってもう少し上を目指したかったようだ。
そして、3年連続優勝を果たした同級生について、「いまだに目をまっすぐ見られないんだ」と冗談交じりに告白。「簡単に才能だけで取ってると思ってたからさ」と当時の自分を振り返り、努力の存在を教えてくれた同級生にも感謝していた。
マラソン大会当日の朝に温泉へ立ち寄った小学生と、優勝を重ねる同級生の陰の努力を知った中学生時代の安住アナ。思いがけない展開で笑いを誘った親子の投稿から、安住アナ自身が今も忘れられないという青春時代の記憶がよみがえっていた。
【編集部MEMO】 TBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』は、安住紳一郎アナウンサーとアシスタントの中澤有美子アナウンサーが届ける毎週日曜の生放送番組。リスナーの体験談を紹介するメッセージコーナーも人気を集めている。次回、10月25日のメッセージテーマは「私の勘違い」、歴史学者の磯田道史氏がゲスト出演する予定。