結婚式の招待状が届いた。高校時代の後輩が、箒にまたがって風車の前で飛んでいる幸せそうな写真。一方、筆者は35歳独身、恋人もいない。しかし、1人旅には1人旅の良さがある。今回は「ほとんどの日本人が知らない観光の穴場」「お一人様からファミリー層まで楽しめる」「財布へのダメージが少ない」をテーマに、日帰りで瀬戸内海の秘境・小豆島へ向かった。
実写版『魔女の宅急便』のメインロケ地へ
小豆島は、実写版『魔女の宅急便』(2014年公開)のメインロケ地として有名だ。島内では、魔法の箒にまたがって主人公キキになりきることもできるという。筆者は神戸三宮フェリーターミナルからフェリーに乗り、片道約3時間の船旅を楽しんだ。フェリーには有料の個室やリクライニングシートなど、快適に過ごせる設備が整っている。
島の意外な名産品と醤油ソフト
小豆島と言えばオリーブが有名だが、実は醤油の産地でもある。島内には老舗の醤油蔵が点在し、醤油ソフトクリームは絶品。筆者は「思わず腰を抜かすほどの美味しさ」と絶賛。また、オリーブオイルを使ったスイーツや、地元の新鮮な海産物も楽しめる。
レンタル自転車で“トンボ”になる
島内の移動はレンタル自転車が便利。映画の中でキキの友人トンボが自転車に乗っていたように、風を切って走る爽快感は格別。観光スポットの「エンジェルロード」や「寒霞渓」も自転車で巡ることができる。ただし、坂道が多いので電動アシスト付きがおすすめだ。
瀬戸内海の秘境・正直な感想
日帰りでも十分楽しめる小豆島だが、筆者は「もう一泊したかった」と正直に語る。フェリーの時間を気にせず、夕暮れのエンジェルロードを散歩する余裕があれば、よりロマンチックな体験ができただろう。それでも、都会の喧騒を忘れ、非日常を味わうには最適な場所だ。費用は往復フェリー代約4,000円、レンタサイクル代1,000円程度と、財布に優しいのも魅力。
「誰もが孤独な時代でも、毎日を明るく、ささやかな幸せをかみしめる」――そんな前向きぼっちの旅は、まだまだ続く。



