第20回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)は11日、東京と大阪の将棋会館で若手プロとアマチュアによる一斉対局が行われた。朝日アマチュア名人や学生名人らアマ10人がプロに挑み、アマ側は1勝9敗に終わった。
古田龍生アマ、金星挙げる
アマ唯一の白星を挙げたのは、前朝日アマ名人で元奨励会三段の古田龍生さん(29)。東京・将棋会館で、公式戦10連勝中だった吉池隆真四段(21)に勝利し、前年に続く初戦突破を果たした。古田さんは「(奨励会時代に)新人王戦で当たったときはボロボロに負けて、ずっと強いことは知っていた。きょうも勝てる気はしなかったが、気楽に臨めたことが逆によかった」と振り返った。
女性アマ大城さんは惜敗
女性アマとして史上初めて棋士公式戦に出場した大城千花さん(23)は、齊藤優希四段(30)に敗れた。大城さんは「強い棋士との対局で緊張した。経験したことがない形になり、対応が難しいと感じていたところを先に攻められてしまった」と語った。
6月に朝日アマ名人になった荒田敏史さん(33)は、双方1分将棋の末に片山史龍四段(21)に敗れた。「自信はなかったけどバランスは保っていると思っていた。終盤勝負になってチャンスもあったと思うが、決めにいくことができなかった」と述べた。
大阪会館では好勝負
大阪・関西将棋会館では3局が指された。中でも、2度目の朝日杯出場となる西澤佑亮さん(29)は山下数毅四段(18)と好勝負を繰り広げた。小学校の教員として働く西澤さんは「教員をしながら、趣味として楽しく将棋を続けていくことが自分の目標。少しでも自分の力を高められたら。今日は自分としては、すごく充実感のある将棋が指せた」と話した。
対局結果一覧
- ▲古田龍生アマ 123手 吉池隆真四段
- 齊藤優希四段 104手 ▲大城千花アマ
- 岩村凛太朗四段 108手 ▲早咲誠和アマ
- ▲片山史龍四段 153手 荒田敏史アマ
- ▲古井丈大四段 117手 北川馨アマ
- 小窪碧四段 86手 ▲大島一馬アマ
- ▲川村悠人四段 85手 斎藤駿汰アマ
- ▲炭﨑俊毅四段 111手 下平雅之アマ
- ▲山下数毅四段 97手 西澤佑亮アマ
- 生垣寛人四段 112手 ▲狩野周アマ



