しゃぶしゃぶ温野菜は7月15日から「韓国フェア」を開催する。今回登場するのは「3種の魚介香る海鮮チゲだし」と「牛肉の旨みあふれるコムタンだし」の2種の韓国鍋だ。一足先に実食したので、その魅力をお届けする。
海鮮チゲ鍋:魚介の旨みと辛みのハーモニー
まずは「海鮮チゲだし」から。鍋が煮立つにつれ、あさり、カニ、オキアミなどの魚介の香りが漂う。スープをひと口味見すると、辛さが先に来るタイプではなく、魚介の厚い旨味が主張し、その後からコチュジャンや唐辛子のほどよい刺激が追いかけてくる。まさに旨辛。
しゃぶしゃぶ温野菜のスープはとにかく旨い。これまでいろんな味を試してきたが、百発百中だ。具材として白菜や人参、レタスを投入し、軽く火が通ったところで三元豚をくぐらせる。豚の甘い脂と海鮮チゲの旨辛スープがガッチリ噛み合い、濃厚ながら重たくない。レタスはしんなりしつつシャキ感が残り、チゲスープが絡むことでみずみずしさと旨辛が同時に弾ける。白菜は繊維の中までスープが染み込み、噛むたびに旨味が溢れ出す。人参は火が入ることで自然な甘みが増し、辛みとのコントラストが絶妙だ。
コムタン鍋:まろやかで深い味わい
続いて「コムタンだし」。乳白色のスープは穏やかで、ひと口すすると牛骨や牛肉をじっくり煮出したような旨みが広がる。まろやかだがキレがあり、バランスが絶妙。たんしゃぶと洒落ねぎを投入すると、タン特有のサクッとした歯切れとコリッとした食感にコムタンの旨みが絡みつく。洒落ねぎは軽く火を通すことで甘みと香りが増し、牛の旨みをさらに増幅させる。
季節野菜:オクラと白ナスが絶品
季節野菜のオクラはサッとしゃぶしゃぶすることで表面のシャキッと感を残しつつ、内部のねばりがほどよく立ち、スープをまとって旨みを連れてくる。白ナスは果肉が驚くほど柔らかく、舌の上でとろける。スポンジのようにスープを吸い、噛んだ瞬間に旨みがあふれる。とろっとした食感がたまらない。
新登場のヤンニョンジャンで味変
途中で試してほしいのが新登場のヤンニョンジャンだ。これを少し溶かして食べると、辛さが増すだけでなく、ニンニク、生姜、発酵由来の旨みが加わり、味に立体感が生まれる。海鮮チゲはよりパンチが増し、コムタンはまろやかさを保ちつつキレとコクが増す。
パンチャンも充実
韓国フェアということで、パンチャン(小皿料理)も要チェックだ。「三種の国産野菜ナムル」はオクラ、甘にんじん、豆もやしの食感がリズミカルで、ごま油の香りと優しい塩気が箸休めにぴったり。「ロゼクリームトッポギ」はクリームのコク、チーズのまろやかさ、ヤンニョンジャンのほのかな辛みが加わり、もっちもちのトッポギがソースをまとってやみつきになる。「豆乳冷麺(温野菜流コングクス)」はひんやりした豆乳ベースのスープに昆布だしとごまだれの旨みが広がり、まろやかで後味すっきり。SNSでも話題の一杯だ。
締めはラーメンでフィニッシュ
締めはラーメンで。2種のスープで楽しめる満足感は2倍。最後の一滴まで旨いスープだった。
夏こそしゃぶしゃぶのすすめ
夏はしゃぶしゃぶの需要が落ちるかもしれないが、夜に冷房の効いた店内でゆっくり利用すると、むしろ寒くなることもある。そんなときこそしゃぶしゃぶだ。肉の脂が適度に落ち、野菜たっぷりでさっぱり食べられ、鍋の湯気がちょうどよく身体を温めてくれる。エアコンの効いた店内で味わう小さな韓国旅。パスポートの更新も不要だ。



