人口27人の離島に50年以上続く海の家「中村荘」1億円超クルーザーで訪れる客も
人口27人の離島に50年続く海の家 1億円超クルーザー客も

人口わずか27人の離島に、50年以上続く海の家「中村荘」がある。5カ月間で約1500人が訪れるこの施設は、1億円を超えるクルーザーで来る客もいるという。リピート率は8割に達し、新鮮な海鮮料理を目当てに日帰りで訪れる人が多い。

海のドライブインとして親しまれる中村荘

中村荘には平日に1~2組、休日に5~6組ほどの客が訪れる。リピート客と新規客の割合は8対2で、ほとんどの人が新鮮な海鮮料理を目的に日帰りでやってくる。中には自家用クルーザーで“海のドライブイン”感覚で訪れる人もいる。

「基本的には少数でのご利用が多いのですが、10~20名など団体利用もたまにあります。ちょうど明日は70名の団体予約が入っていますね」と中村さんは話す。

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1億円超のクルーザーで来島する富裕層

「岡山や新西宮(芦屋市のすぐ隣)などのヨットハーバーから、1億円を超えるクルーザーで来る人もいます。滑り台が設置されている高級クルーザーで来島された人もいました。きっとクルーザーの中にベッドとかあったと思うんですけど、“海の億ション”ではなく中村荘の布団で寝てくれた人もいて、ありがたい限りです。人の繋がり、温かさや優しさに支えられて、今日までやってこられました」と中村さんは語る。

早朝からの漁と新鮮な魚介類

中村さんは毎朝5時半頃に家を出て、6時頃から漁船で定置網を回り始める。その日水揚げした魚を整理した後、中村荘の準備へ。叔父たちは市場へ魚を売りに行く。獲れた魚は小さすぎる場合はそのまま海に戻し、一部の魚は生きたまま持ち帰って、生け簀や釣り堀に入れている。

採算が取れなくても釣り堀を続ける理由

中村荘の魅力の一つが釣り堀だ。採算が取れなくても続ける理由について、中村さんは「お客さんに喜んでもらえるから」と話す。釣り堀で釣った魚をその場で調理して食べられる体験は、観光客に好評で、リピート率の高さにもつながっている。

人口27人の小さな島で、50年以上続く海の家は、人の温かさと新鮮な海の幸で、これからも多くの人を魅了し続けるだろう。

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