桃の個性生かした一品「桃大葉包み揚げ」料理研究家・宮田明美さんが紹介
桃の個性生かした一品「桃大葉包み揚げ」宮田明美さん

料理研究家の宮田明美さんが、桃の新しい魅力を引き出す一品「桃大葉包み揚げ」を紹介した。宮田さんの自宅には夏になると、生産者から桃が届くという。その光景を見るたびに「忙しい中、わざわざ届けてくださったのだなぁ」と頭が下がると語る。

生産者への感謝と桃の魅力

宮田さんは十数年前、夏の間だけ桃やスモモの箱詰めに携わっていた経験から、生産者が1年かけて育てた桃を送り出すまでの大変さを知っている。わが家に届くのは「はねだし桃」が中心だが、以前から一度味わってみたいと思っていた「夢桃香」を、先日思いがけずいただいたという。

「夢桃香」は種離れがよく、紅茶を思わせる華やかな香りに硬めの果肉が特徴。みずみずしく、時間がたっても変色しにくいため、料理にも使いやすい魅力的な桃だと評価する。

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桃がつなぐ人と人

「この品種もおいしいですね」と伝え、別の桃をお裾分けしたという宮田さん。桃が人と人をつなぎ、旬のおいしさを語り合う何げないやり取りに、この土地の豊かさを感じている。

桃はそのまま味わうのが一番だが、甘さ控えめの桃は料理でさらにおいしく生まれ変わる。皮のすぐ下には甘みを運ぶ維管束があるため、よく洗って皮ごと使うのがおすすめだという。

桃大葉包み揚げのレシピ

今回紹介する「桃大葉包み揚げ」は、そんな思いから生まれた一品。大葉を使った軽やかな衣が華やかな桃のみずみずしさを引き立てる。農家さんが大切に育ててくれた桃だからこそ、その個性を生かしながら最後までおいしくいただきたいと宮田さんは語る。

材料:桃1個(硬め・糖度低めがおすすめ)、大葉12枚、薄力粉50グラム、冷水80ミリリットル、揚げ油適量

作り方
(1)桃はよく洗い、種を除いて皮ごと、くし形に切る。大葉で桃を包む。
(2)薄力粉に冷水を加えてさっくりと混ぜて(1)をくぐらせる。
(3)170℃の揚げ油で大葉がカラッとするまで揚げる。お好みであら塩をつけていただく。

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