ハナマルキ(本社・長野県伊那市)はこのほど、「液体塩こうじ どうやって使うねん協会」を発足した。人気の料理インフルエンサーを協会員に迎え、日常的な活用法をSNSで発信していく。
「どうやって使うねん」Xのポストから誕生
塩麹は、米麹に塩と水を混ぜて発酵・熟成させた日本の伝統的な調味料。ハナマルキが「液体塩こうじ」を発売したのは2012年。独自の圧搾技術で液体化し、計量しやすく、素材への浸透が早く、加熱調理しても焦げ付きにくい特徴を持つ。同社の塩麹事業の売上高は2025年に20億円に到達。液体塩こうじの売り上げも伸びているが、消費者から「使い方が分からない」との声もあり、活用法を広げるため協会を立ち上げた。名称は、液体塩こうじの使い方を巡ってX上で実際にやりとりされた言葉をそのまま使用。料理イラストレーターでインフルエンサーの「ぼく」さん、時短料理研究家の「つくりおき食堂まりえ」さん、料理インフルエンサーの「まるみキッチン」さん、調理科学マニアの東山広樹さんを協会員に迎えた。4人の総フォロワー数は500万人を超える。4人は半年間の任期中に、直感的に理解できるレシピや使い方を発信するほか、ユーザー同士が使い方を教え合ったり、新しい使い方を発見したりするコミュニティーの醸成も目指す。
鶏ハムを試食、しっとりやわらかに
協会発足イベントでは、4人によるトークショーや、液体塩こうじを使った「鶏ハム」の試食なども行われた。目隠し状態で、液体塩こうじに漬け込んだ鶏ハムとそうでない鶏ハムの食味を比較した「まるみキッチン」さんと東山さんは、二人とも液体塩こうじに漬けた鶏ハムを言い当て、「肉汁を抱え込んでくれるので、しっとりやわらかい」「香りも良い」と話した。
水菜のピリ辛浅漬け
「ぼく」さんは、自身の考案したレシピ「水菜のピリ辛浅漬け」を紹介。水菜とニンニク、赤唐辛子、液体塩こうじ、めんつゆ、ゴマ油、酢を保存袋に入れて30分漬けるだけで出来上がる手軽な料理で、「火を使わずにできる爆速レシピ。チュルチュルとした食感も楽しいです。素材の味を引き出してくれるんです」と力を込めた。
お豆腐モッツェレラの居酒屋風おつまみ
「つくりおき食堂まりえ」さんの「お豆腐モッツァレラの居酒屋風おつまみ」は、市販の絹豆腐を液体塩こうじに一晩漬けるだけで、クリームチーズのような味わいになる一品。豆腐の味が劇的に変わることから、SNSでも「豆腐はどこに行ったのか」と驚きの声が上がるほど話題になったレシピ。「まりえ」さんは「そのままおつまみとして食べるだけでなく、ご飯にのせて丼にしたり、崩して白和えにしたり、サラダに入れて楽しむこともできます」と話していた。
バズった簡単レシピを次々紹介
ほかにも、「まりえ」さんと「ぼく」さんが、クッキーやパンなどのスイーツ系に使うと、ふっくらしっとり仕上がることや、あんことの相性が抜群で、水ようかんに使うと味わい深くなることなどを紹介。同社マーケティング部コミュニケーション室長代理の杉山麻衣子さんは「毎日の料理に『どうやって使うねん?』という一般の方からの疑問に答えられるように、いろいろな知恵を出して発信していきたい。一本あれば、素材の味を引き出し、毎日の料理を楽にしてくれる調味料として考えてもらえれば」と話していた。



