和菓子より洋菓子が人気?オーストラリアで喜ばれる日本土産の実態
日本土産を選ぶ際、多くの人は「日本らしさ」を重視して和菓子を選びがちだ。しかし、筆者が暮らすオーストラリアでは、意外にも日本の洋菓子が現地で高い人気を誇っている。その理由は、クッキーやドーナツ、バウムクーヘンといった洋菓子が海外でも親しまれており、親しみやすく、日本ならではの繊細な味や品質の高さが伝わりやすいからだ。実際、訪日中の外国人旅行者がコンビニスイーツをまとめ買いする光景はよく見られ、オーストラリアでも「日本のお菓子は甘すぎず上品」「パッケージまで丁寧」と評判だ。
具体的に人気の洋菓子:くるみッ子や無印バウム
コンビニやスーパーで買える手軽な菓子に加え、「くるみッ子」やバウムクーヘンといった少し高級感のある洋菓子も喜ばれる。ドイツ系オーストラリア人から「こんなおいしいバウムクーヘンは初めて食べた」と感激された例もある。ただし、注意点として、パッケージだけでは中身や原材料が伝わりにくい商品が多いことだ。例えば「くるみッ子」は、日本人にはおなじみでも、「KURUMI」の意味を知らないオーストラリア人にはどんな菓子か想像しにくい。渡す際には「くるみとキャラメルを使った焼き菓子」など、簡単な説明メモを添えると安心だ。一方、コンビニスイーツは包装が簡素で中身が見えるものが多く、その心配は少ない。
和菓子を選ぶなら「せんべい」が無難
「せっかくなら日本らしい和菓子を」という人もいる。和菓子も人気だが、選ぶポイントは洋菓子と同じく「何のお菓子か」が一目で伝わるものを選ぶことだ。大福や練り切りなどの生菓子は、もちもちとした食感や美しさが好評な一方、初めての人には原材料や味が想像しづらい。その点、せんべいはオーストラリアでも「ライスクラッカー」として親しまれており、抵抗なく手に取ってもらいやすい。日本らしさも感じられ、初めての和菓子ギフトに最適だ。ただし、パッケージのイラストだけで誤解を招くこともある。例えば黒ごまあん入りの菓子が写真だけで「チョコレート入り」と思われるケースもあるので、珍しい素材の和菓子には説明を添えると良い。
お酒ならジャパニーズウイスキーが人気
お酒を贈るなら日本酒も定番だが、オーストラリアではジャパニーズウイスキーの人気が特に高い。近年、世界的な評価の高まりもあり、現地でも「一度飲んでみたい」という人が多い。日本らしさを感じられ、現地で手に入りにくい銘柄もあるため、お土産として喜ばれやすい。一方、日本酒は味わいの違いを説明するのが難しく、飲み慣れていない人にはハードルが高いこともある。お酒好きの相手には、日本酒よりジャパニーズウイスキーの方が選びやすく、満足度も高いだろう。
日本らしさだけでなく、相手が普段から親しんでいる味や文化に近いものを選ぶことが、オーストラリアで喜ばれる日本土産選びのコツだ。



