直径30cm!福島いわき市「白土屋菓子店」の超特大ジャンボシューを実食
直径30cm!福島いわき市の超特大ジャンボシュー実食

シュークリームの常識を覆すようなビッグな一品が、福島県いわき市にある。直径は約30cm、ホールケーキのように切り分けて食べる、その名も「超特大ジャンボシュー」。初めて実物を目にした人は、その巨大さにきっと圧倒されるはず。今回は、地元で手土産やお祝いの席でも親しまれている名物「超特大ジャンボシュー」を実食した。

市内屈指の有名店!青い看板が目印の「白土屋菓子店」

常磐自動車道いわき中央インターチェンジのすぐそばにある「白土屋菓子店」は、控えめなたたずまいながら、地元ではトップクラスの有名店。ジャンボシューの製造を始めたのは1973年で、半世紀以上も愛され続けている銘菓中の銘菓である。「シュークリーム」と聞くと、白土屋菓子店を思い浮かべるいわき市民はかなり多いはず。県外から買いに来るお客さんもいるそうだ。

実は和菓子の人気も高く、店内は正面に和菓子を中心としたガラスケースが配置され、「段石最中」や「よしま川の石」など、この店ならではのユニークな銘菓がずらり。洋菓子の種類も豊富で、白土屋菓子店のお菓子は地元では定番の手土産でもあり、豊富なラインナップにも人気の高さがうかがえる。壁の一角に飾られたサインには、加藤茶さんや石塚英彦さん、サンドウィッチマン伊達さんのお名前もあった。

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プチシューからジャンボシュー各種まで並んだ“シュークリーム天国”

シュークリームは、左側のガラスケースに並んでいた。一口サイズのプチシューは、物価高の時代に嬉しい1個70円のお手頃価格。その隣が、いわき名物のシュークリームで、上から特大ジャンボシュー(1,700円)、中ジャンボシュー(960円)、ジャンボシュー(410円)。真っ白に振りかけられたシュガーパウダーが、まるで山に積もった雪のよう。休日には飛ぶように売れていくという。

一番小さなジャンボシューでも、大人の握りこぶしよりひと回り大きく、こんもりとした高さもあって、1個で十分満足できそうなボリューム。そして、ケースの中でただならぬ存在感をかもし出していたのが、ど迫力の「超特大ジャンボシュー」。下段のブルーベリーシューと比べると、いかに規格外のサイズなのかが分かる。これはぜひ食べてみたい、純白のクリームにまみれたい……というわけで、「超特大ジャンボシュー」を実際に購入した。

超特大ジャンボシューはおいしさも規格外だった

帰宅して箱を開けると、甘い香りとともに巨大なシュークリームがドーン!あまりの大きさに笑いつつ、我が家で一番大きな皿と定規を取り出してきた。高さを測ると、約8cm。パウダーシュガーがふんだんにかけられ、甘党にはたまらないビジュアル。大皿から余裕ではみ出すサイズだ。

この巨大なシュークリーム、どうやって食べるのが正解なのだろうか?ホールケーキより大きいのだからと、切り分けることにした。シュークリームを切り分けるのは初めての経験。断面を見てみると、生クリームが隙間なくぎっしり!これは食べ応えと満足感がありそうだ。底にはカスタードクリームが敷かれていた。

もう待ちきれない。さっそく食べてみると、生クリームがふんわり軽い!驚くほど軽やかなクリームが、口の中ですっと溶けていく。それでいて、後味にはミルクのコクがしっかり。クリーム自体の甘さは控えめで、たっぷりとかかったパウダーシュガーがほどよいアクセントになっている。サクッと香ばしいシュー生地とのバランスも絶妙。見た目のボリュームに反して重たさはなく、「もう一口」とフォークが止まらない。

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もう一つ印象的だったのが、シュー生地のおいしさ。これだけたっぷりの生クリームを挟んでいても水っぽくならず、サクッとした食感と香ばしさがしっかり残っている。おすすめは、上のシュー生地に生クリームをたっぷりのせ、下の生地にカスタードクリームを残して味わう食べ方。カスタードは卵の風味が濃く、素朴でやさしい甘さ。生クリームとはまた違ったおいしさが楽しめる。見た目は豪快なのに、味わいは驚くほど繊細。長年愛され続ける理由は大きさだけではないことがよく分かった。

この超特大ジャンボシューが誕生したのは1984年、お客さんの「デコレーションケーキの代わりに、すごく大きなシュークリームを食べたい」というリクエストがきっかけだった。現在でも当時の作り方を守り続けているそうだ。白土屋菓子店のシュークリームは、お客さんがなかなか途切れないほど人気があるので、確実に購入したい場合は事前予約がおすすめ。見た目のインパクトだけではない、40年以上愛され続けてきた理由を、一口で実感できるはずだ。