2024年4月、東京・神田に蕎麦店「小諸そば神田店」が誕生した。東急不動産が開業した商業施設「ハラカド」の地下1階で営業するこの店は、オープン前から注目を集めていた。
運営するのは、金融系スタートアップ「Peamy」でCOOを務めていた女性だ。彼女は蕎麦業界出身ではなく、全く異なるキャリアから180度の転身を図った。現在、1日平均の来客数は500人を超え、男女比は6.5対3.5で男性が多く、年齢層は30〜40代が中心だ。地元客に加え、観光客や地方から目的を持って訪れる若者など、幅広い層が訪れる。
衰退する蕎麦業界への挑戦
日本の蕎麦店は1968年に1万7999軒あったが、現在は1493軒まで減少している。ピーク時の10分の1以下だ。そんな中、あえて蕎麦業界に飛び込んだ彼女の決断には、業界の未来を変えたいという思いがある。
「小諸そば神田店」は、神田を代表する商業施設が集まる神宮前交差点という立地を活かし、伝統的な蕎麦の味を提供しつつ、新しい顧客層を取り込んでいる。来店客のリピート率も高く、SNSなどで話題を呼んでいる。



