2026年夏の「土用の丑(うし)の日」は7月26日です。土用の丑の日には、夏バテ予防や体力回復のためにうなぎを食べる習慣が広く知られていますが、実は土用にまつわる風習はうなぎだけではありません。YouTubeチャンネルなどを運営するRIZING(福岡市)が行った調査によると、半数以上の人が土用に避けるべきタブーを知らないことが明らかになりました。
土用の認知度:約半数が「詳しくは知らない」
同社は6月30日、全国の20~79歳の男女600人を対象にインターネットでアンケート調査を実施。「土用」という期間を知っているか尋ねたところ、「名前は知っているが、詳しくは知らない」が50.5%と約半数を占めました。「聞いたことはある」(13.0%)、「知らない」(13.2%)を合わせると76.7%に上り、「内容までよく知っている」は23.3%にとどまりました。土用という言葉自体は認知されているものの、その意味や過ごし方については詳しく知られていない実態が浮き彫りとなりました。
土用は年に4回あり、立春、立夏、立秋、立冬それぞれの直前の約18日間を指します。2026年の夏土用は7月20日から8月6日までです。
土用に避けるべきタブー:半数以上が「知らない」
「土用の期間中に避けた方が良いとされているもの」について尋ねたところ、「知らない・わからない」が55.0%と最も多く、半数以上がタブーを知らないことが分かりました。避けた方が良いとされる行為で最も認知されていたのは「引っ越し」(9.0%)で、土いじり、基礎工事、増改築などの「土を動かす作業」や、転職、結婚などの「新しいこと」はそれぞれ1割未満にとどまりました。多くの人が土用に関する具体的な風習までは知らない実態が明らかになっています。
土用に推奨される過ごし方:「う」の付く食べ物が62.0%
一方、「土用の期間中にすると良いとされていること」について尋ねたところ、「『う』の付く食べ物を食べる」が62.0%で最多でした。土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は広く定着していますが、「黒い食べ物を食べる」(16.5%)、「虫干しする(衣類や本などを陰干しする)」(5.3%)、「土用の間日(まび)に土いじりや工事を行う」(3.2%)、「神社やお寺へ参拝する」(3.0%)といった古くから伝わる風習はほとんど知られていませんでした。
具体的な推奨事項:うなぎ以外にもうどん、しじみ、土用干し
同社は土用の期間中に行うといいとされることを次のように挙げています。
【1】「う」の付く食べ物・黒い食べ物を食べる
うなぎ、梅干し、うどん、うりなどの「う」の付く食べ物や、黒ごま、ひじき、黒豆、しじみ、昆布などの黒い食べ物は、古くから縁起が良いとされています。これらの食べ物と旬の食材を取り入れて、夏の疲れをいやし、体調を整えることがおすすめです。
【2】土用干しをする
土用の時期は一年の中でも日差しが強く、昔から衣類や書籍、書類などを干す「土用干し」が行われてきました。湿気を取り除いて保存性を高めるだけでなく、家の中の気の流れを整える意味もあるとされています。衣類や書籍を干したり、クローゼットや引き出しを開けて風を通したりするだけでも、住まい全体をリフレッシュできます。
【3】ゆっくり過ごして心身を整える
土用は心身ともに疲れが出やすい時期です。新しいことに無理に挑戦するよりも、自分自身を整えることが大切です。十分な睡眠をとる、昼寝をする、ストレッチや散歩といった軽い運動を取り入れるなど、心と体を休めることで、土用明けを気持ちよく迎えやすくなります。
同社は「土用は、無理に前へ進むのではなく、一度立ち止まって心身や住環境を整え、次の季節への準備をする期間です。土用ならではの過ごし方を取り入れながら、必要に応じて間日(土を動かす作業などをしても良い日)や吉日を上手に活用することで、より穏やかに夏の土用を過ごせるでしょう」としています。



