「世界が知りたい、旅がしたい」――。13日に放送されたTBS系トーク番組『人生最高レストラン』(毎週土曜23:30~)に、俳優の山口智子がゲスト出演。大ヒットドラマ『ロングバケーション』(96年、フジテレビ系)以降、約8年間ドラマ出演がなかった理由や、旅に魅了された日々について語った。
『ロングバケーション』後の空白期間
番組では、社会現象にもなった『ロングバケーション』後にドラマ出演がなかった時期について話題に。加藤浩次から「ロンバケ以降、仕事をセーブされたんですか?」と水を向けられると、山口は「全然セーブした記憶はないんですけど」と苦笑いしながら、「『ロンバケ』が終わった時にちょっとホッとしたんですよね」と当時を振り返った。
「若い頃から突っ走ってきたし、実家からも『帰ってこい』と言われ続けてきた」と語り、そこから「だったら今を誰よりも100倍濃く楽しくしたいな」という気持ちが芽生えたという。「じゃあ私は何が一番やりたいんだろうって自分の中に聞いてみたら、『世界が知りたい、旅がしたい』という声が聞こえてきたんです」と活路を見いだした。
旅への憧れが背中を押した
幼少期から親しんだ紀行番組『兼高かおる世界の旅』(TBS系)への憧れも、その背中を押したという。「兼高かおるさんへの憧れのフタがパカーンと開いちゃったんです」と笑い、「そこから旅第一優先になりました」と打ち明けた。
最初は1人で世界各地を飛び回っていたという山口。やがて自ら企画を持ち込み、仕事として旅を続けるようになったという。アルゼンチンの大平原・パタゴニアでガウチョ(牧童)の文化に触れ、ジョージアの宴会文化「スプラ」を体験するなど、各地で深い感動を重ねてきた。「10年かけて地球を2周ぐらいできて」と目を細め、「生まれ変わったらガウチョになりたいと思うぐらい惚れた」と語る場面も。
俳優業と旅の関係
番組の終盤、旅と俳優業の関係を問われ、「結局、人間として感動したり、いろんな経験をしたり、素敵な人たちに出会わないと進化できないんだろうな」と持論を展開。「旅とか全然知らない文化の人たちに出会いに行くことは、何よりも勉強になった気がします」と静かな確信をにじませた。
この放送は、TVerで配信されている。
山口智子プロフィール
山口智子は、1964年10月20日生まれ、栃木県出身。1988年度前期のNHK連続テレビ小説『純ちゃんの応援歌』でヒロインを務めて俳優デビュー。『ロングバケーション』や『王様のレストラン』など話題作への出演で1990年代を代表する俳優となった。1995年に俳優の唐沢寿明と結婚。近年は俳優業のかたわら、世界各地の伝統音楽や文化を取材・記録する活動にも力を注いでいる。



