上島竜兵さんの妻・広川ひかる、死生観を回顧「志村さんが亡くなった時も言っていた」
上島竜兵さんの妻・広川ひかる、死生観を回顧「志村さんが亡くなった時も言っていた」

18日放送のEテレ『ハートネットTV』(後8:00)で、上島竜兵さんの妻・広川ひかるが出演し、「私のリカバリー 竜ちゃん、それでも生きていく」と題して、上島さんとの別れを語った。

「人は二度死にます」上島さんが語っていた死生観

上島さんとの別れから4年あまりが経過。広川は今の生活について「4年経ちましたけど、それがきのうのことのようにも感じますし、ずっとずっと大昔のような、そんな時間の感覚がないまま、この4年間過ごしてきた感じです」とコメントした。

毎晩のように“竜兵会”メンバーたちと飲んでいた上島さんについて、広川は「私も同じ世界なんで、わかるんです。番組終わって、テンション上がったまま、飲みに行くとかもわかるんですけど、1日に3軒も4軒も行く必要はあるんでしょうか?(笑)。それが毎日だったりすると『ちょっと、ちょっと』ってなるんです」と笑顔で回顧。「子どももいませんし、旅行に行くとか、そういうこともなかったんです。ひどいですよね(笑)?」と振り返りながら「でも、やっぱり私は上島竜兵の一番のファンでしたし、才能もすごくすばらしいものがあったと思うので、ずっと身近で応援していきたいっていうのがありまして」と打ち明けた。

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繊細な一面と志村さんへの思い

上島さんには繊細な一面もあったようで、広川は「ちょっとよくない言葉や不幸な言葉を言われたりすると、ずっと気にしたりするところがすごくありましたね。『外で、こういうこと言われた』っていうこともありましたし、私に言わないで、ひとりで我慢していたこともありました」と話した。

コロナ禍では、上島さんが師と仰ぐ志村けんさんの訃報も伝えられた。広川は「すごく長い期間かわいがっていただいて、一緒にお仕事していただいて、本当に身近な方だったので、まさか亡くなってしまうとは思ってもいなかったので、本当にショックがひどかったです。コロナ禍ということで、お葬式とかお別れ会とかがなかったんですよね。きちんと心の整理ができないとは言っていました」と明かした。

亡くなる直前の様子と「うつだと思う」という告白

亡くなる直前の上島さんの様子について、広川は「やっぱり、しょんぼりすることが多くなったりしてきていたんですね。自分でも様子がおかしいっていうことがわかっていたんです」と回顧。上島さんから「うつだと思う」という発言を聞き、広川は「じゃあ病院に行きましょう」と提案したものの、上島さんからは「嫌だ」との返事が返ってきたという。当時を「食欲もあんまりなかったりして…」と振り返った。

その後の日々について、広川は「(上島さんは)けっこう生きるのに貪欲な人だったので、こんなことになるとは思わなかったです」と涙ながらに告白。「夫婦2人だけでしたので、私がやらないと、何も進まないわけですよね。泣いている場合じゃないんだと。私がやらないと何も進まないからという思いで、一生懸命やらなければならないことをこなしたという感じでした」と明かした。

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著書に込めた「忘れられたくない」という思い

上島さんとの別れの後、著書『竜ちゃんのばかやろう』(KADOKAWA)を刊行した広川。執筆にあたって「竜ちゃんが感銘を受けていた言葉で、永六輔さんの『人は二度死にます。本当に死んだ時と人から忘れられた時』っていうのがありまして。それをよく、著名な方が亡くなるとよく言っていたんです。その人の話をしなくなった時に、本当の死が待っているんだと、志村さんが亡くなった時も言っていたんです。だから、竜ちゃんもきっと忘れられたくないんじゃないかなと思って。テレビを見て、応援してくださった方の心に残っていたいんじゃないかなと思いまして、本を書かせてもらった」と話していた。