バチカン収蔵「日本二十六聖人画」4点、96年ぶり里帰りへ 来年1月にも修復着手
バチカン収蔵「日本二十六聖人画」4点、96年ぶり里帰りへ

バチカン美術館に収蔵されている「日本二十六聖人画」の修復に取り組む一般社団法人「26聖人画等プロジェクト」は、来年1月にも4人の聖人画の修復に着手し、96年ぶりの“里帰り”展示を計画している。

修復対象は4聖人の絵画

修復するのは、長崎・西坂で1597年に殉教したキリシタン26人のうち、当時12歳で最年少だった「ルドビコ茨木」と「トマス小崎」「パウロ三木」「ペドロ・バウチスタ」の4聖人。カトリック信徒で広島市出身の日本画家・岡山聖虚(1895~1977年)が、絹地(縦約190センチ、横約75センチ)に一人一人をほぼ等身大で描き、1931年に当時のローマ教皇に献上した計26点の大作だ。

劣化を受けプロジェクト設立

近年劣化が進んでおり、カトリックの前田万葉枢機卿や長崎、関西の関係者らが2年前にプロジェクトを設立。昨年は大阪市内で、大阪・関西万博開催に合わせ、すでに修復を終えていた2人の聖人画を公開した。

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修復後は各地で巡回展示へ

プロジェクトメンバーで浦上キリシタン資料館(長崎市)の岩波智代子館長によると、修復作業は京都市の美術・工芸品修復専門家が同美術館で約1か月間かけて行う。4点はその後、1年間の期限付きでバチカンから貸し出され、殉教地の長崎、殉教者の出身地の関西、岡山が生まれた広島などで巡回展示する予定。

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