俳優の仲野太賀が主演を務める大河ドラマ『豊臣兄弟!』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)の第37回「秀長の国」が27日に放送され、長年秀吉・秀長兄弟を支えてきた蜂須賀正勝の隠居とその後の死が描かれ、SNS上で悲しみの声が広がっている。
蜂須賀正勝が隠居を決意
大河ドラマ第65作となる本作は、戦国時代のど真ん中で、強い絆で天下統一を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡を描く。主人公は天下人の弟・豊臣秀長で、「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた天下一の補佐役の目線で戦国時代をダイナミックに描く。
関白となった秀吉(池松壮亮)は四国平定の恩賞として、秀長に大和一国を与える。大和郡山城へ拠点を移した秀長は、興福寺をはじめとする寺社勢力が絶大な権力を持つ大和で、領民が高額な年貢に苦しんでいることを知り、検地を行って適正な年貢へ改めようとする一方、寺社勢力や仏罰を恐れる領民との対立も描かれた。
そんな中、秀長ら羽柴兄弟を長年支えてきた蜂須賀正勝(高橋努)が阿波一国を与えられるものの、これを固辞。嫡男の家政に譲ることを願い出ると、「これよりは、後進に道を譲り、拙者は、隠居させていただきとうございまする!」と隠居を決意する。
「わしの人生を懸けて、よかった」
夜、胸の痛みを訴えた正勝は「近頃、古傷がよう痛んでのう。かつてのようには動けぬ。流石のわしも、歳には勝てんということよ」と明かした。秀長が「戦働きはせずともよいゆえ、もう少しわしらの側にいてくれんか」と引き留めると、正勝は「わしの夢はのう、お主らの夢を叶えることじゃ」と語り、「ただの川並衆だったわしが、城持ちどころか、大名にまでなるとはのう」と感慨をにじませる。
さらに「お主らに、わしの人生を懸けて、よかった。礼を言う」と告げた。秀吉は隠居後も仲間であることを伝え、3人は最後の夜をともに過ごす。
正勝は第7回から登場し、墨俣一夜城の築城にも携わるなど、羽柴家の重臣として秀吉・秀長兄弟を間近で支えてきた人物だ。
SNSでロスの声が広がる
劇中では、その後「蜂須賀正勝は病に倒れ、半年後にこの世を去りました。これが一夜城を共に造った者たちが顔を合わせた、最後の一夜でございました」と語られ、ネットでは「覚悟してたけどツラい」「泣きそう」「まさに戦友だった」「ロスがスゴいです。明日の会社休みたい…」などの声が寄せられている。