仁村紗和、ダークヒーロー役に意欲「みんなで試行錯誤しながら」
仁村紗和、ダークヒーロー役に意欲「みんなで試行錯誤」

女優の仁村紗和さんが、日本テレビ系ドラマ「ダウト ―15年目の復讐―」(木曜午後11時59分)で、臨床心理士の安堂楓を演じる。楓は15年前、連続殺人犯“コウモリ”に両親を殺され、義理の弟・雪路(佐藤大樹)とともに、犯人への復讐に燃える役どころだ。

冷酷さと優しさを併せ持つ主人公

助けられなかった後悔や、自分だけ生き残った罪悪感を抱えながら、事件の真相に迫る楓。違法行為も辞さない、冷酷さと優しさを併せ持つ「ダークヒーロー」的な主人公について、仁村さんは「面白そうだなと思った。みんなで試行錯誤しながら、作品を作っていきたい」と意気込みを語る。

高校時代にスカウトされたのが芸能界入りのきっかけで、2014年のデビュー直後、多くのCMに出演して注目を集めた。映画やドラマではミステリアスな役柄を演じる機会が多く、「やりたい」役と「求められる」役の隔たりに葛藤した時期もあったという。「悩んでいた自分が物憂げな雰囲気にはまっていたのかもしれない」と、今は冷静に振り返る。

転機となった朝ドラ「おちょやん」

転機になったのは、NHK連続テレビ小説「おちょやん」(2020~21年)への出演だ。長期間の撮影中、作品を愛し、より良いものにしようとする現場の一体感を肌で感じた。「私は、みんなで何かを作ることが好きなんだ」と、芝居をする原動力に改めて気づき、霧が晴れたような気持ちになったという。

出演作を見た人から「励まされた」「元気をもらった」などと喜ばれることが増え、自分の知らない所で誰かの人生とつながっているという思いが湧き上がり、作品作りへの責任感も大きくなった。役者の理想像はまだ描けていないが、「目の前のことを大事にしていれば、いつか自分の理想にたどり着くんじゃないかな」と語る。

マイブームはぬか漬けと水耕栽培

プライベートでのマイブームは「ぬか漬け」だという。「撮影までしばらく空いた時間があったので、何を漬けたらおいしいか、色々試しています」。ほかにも「水耕栽培も。食べることが好き。思い立つとすぐ始めたくなる」と明かす。

「欲しい」と思う卓越した力としては、「瞬間移動できたらいいな。出勤時間が短くなるし、その分たくさん眠れるし。大阪の実家にもすぐ帰れますもんね」と笑顔で語った。

仁村さんは1994年10月13日生まれ、大阪府出身。2014年に存在感のある太い眉をトレードマークにデビューし、大河ドラマ「青天を衝け」のほか、「あなたを奪ったその日から」「10回切って倒れない木はない」などに出演している。