石原さとみが、10月7日にスタートするフジテレビ系ドラマ『ポリティカルパン』(毎週水曜22:00~)で主演を務める。脚本は野木亜紀子氏で、2人のタッグは『アンナチュラル』(TBS)以来、約8年ぶりとなる。
今作は、使われ方が不透明な“ポリティカル・マネー=政治の金”を狙う“史上最強の女ルパン”を主人公に据えた、野木氏によるオリジナル作品。架空の国・ニッポニアを舞台に、石原演じる如月弥生が政界へ潜り込み、ダークな政治の金を盗み出していく怪盗エンターテインメントだ。
石原さとみ、8年ぶりのタッグに「叫びたくなるほどうれしく涙が出ました」
石原は、野木氏から作品の話を聞いた際を「叫びたくなるほどうれしく涙が出ました」と振り返り、約8年ぶりのタッグへの喜びを告白。「“ニッポニア”という独自の世界観、そして“不透明な政治の金を狙う大泥棒”という役にワクワクしました」と明かす。
野木氏が石原に当て書きした弥生という役柄には当初、戸惑いもあったそうだが、事前に作品を深掘りし、スタッフと疑問を一つずつ解消しながら解釈をすり合わせたことで、「クランクインの日には不安もなく、弥生としてこの世界を生きられていることに幸せを感じています」と語る。
撮影が進むにつれ、登場人物たちの騙し合いもヒートアップしているといい、「楽しくて仕方ありません!」と充実感をにじませ、「野木節さく裂の会話劇、10月からの放送でぜひご堪能ください!」と呼びかけた。
野木亜紀子氏「そこそこふざけてます」
脚本の野木氏は、『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』『MIU404』『フェンス』などを手掛け、映画『罪の声』『ラストマイル』では日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。今作では、現代社会への視点とユーモアを交えた会話劇で“政治の金”に切り込む。
野木氏にとってフジテレビのドラマを手掛けるのは14年ぶり。舞台を架空の国・ニッポニアに設定したことについて、「なんだそりゃ。ふざけてるのか。そこそこふざけてます」とコメントしている。
そんな世界の中心に置く主人公として真っ先に浮かんだのが石原だったといい、「フィクショナルな設定の中でのリアルを見せてくれるに違いない」と期待。『アンナチュラル』の法医学者・三澄ミコトから8年を経て、「混迷のニッポニアをサバイブする如月弥生の職業は大泥棒」と紹介し、「彼女の視点でニッポニアを眺めたときに、楽しめるのか楽しんでいる場合じゃなくなるのか。未来はどっちだ」と投げかけている。
『フェンス』『フェイクニュース』チームが再集結
プロデュースを務めるのは、NHK記者出身のフジテレビ・北野拓氏。野木氏とは『フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話』『フェンス』に続く3度目のタッグとなる。
北野氏は、世界が時代の転換期を迎え、政治の決定が生活を直接左右するようになっているとの問題意識から、「この国ではタブー視されている“政治の金”をテーマにした物語」を野木氏に依頼したと説明。「今回も野木さんとだからこそ描ける題材にチャレンジできることを心からうれしく思っています」と語る。
演出には『silent』『いちばんすきな花』を手掛けた高野舞氏がチーフ監督として参加。脚本・野木、プロデュース・北野、主演・石原らの布陣で、架空の国・ニッポニアを舞台にした「政治×ルパン」の物語を描いていく。



