佐藤二朗と橋本愛のハラスメント報道に違和感、問題の本質とは
佐藤二朗と橋本愛のハラスメント報道に違和感

俳優の佐藤二朗さんと橋本愛さんの間で起きたとされるハラスメント問題を巡り、コラムニストでテレビ解説者の木村隆志氏が7月3日、自身のコラムで違和感を表明した。木村氏は「誰が何のために?」と疑問を投げかけ、過熱する批判が問題の本質を見失わせていると指摘している。

フジテレビのコメントに過剰報道の兆し

木村氏はまず、フジテレビが発表したコメントに注目する。フジテレビは「男性俳優が、女性俳優が演技上の制約を有することになった経緯を認識しながら発した言葉等が、外部弁護士による調査において問題視された」と説明した。しかし、同氏は「問題視された」と表現するにとどまり、「ハラスメント」という言葉を直接使っていない点を挙げ、「報道の過剰さを感じます」と述べている。

佐藤二朗の人柄と仕事への姿勢

木村氏は佐藤さんに何度か取材した経験や、同じ街に縁が深いことから酒を飲んで話したこともあると明かす。友人・知人ではないが、フラットな立場から人柄と仕事に向かう姿勢を語っている。

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「佐藤さんを知る人は友人などの味方ではなくても、『ハラスメントをするような人ではない』と言うでしょう」と木村氏。今回の報道を受け、佐藤さんと仕事をしたことのあるテレビマン、雑誌・ウェブの編集者、ライターなどに急きょ話を聞いたところ、全員から同様の言葉が返ってきたという。

「テレビマンに恩返し」の熱い思い

佐藤さんは3月2日に行われた春ドラマのイベントで「テレビマンに恩返ししたい」「彼らと少しでもよい作品をお届けしたい」と語っていた。『夫婦別姓刑事』は佐藤さんにとって初の民放ゴールデン主演作であり、強い思い入れを持って臨んでいた。木村氏は、撮影開始後に橋本さんの事情を知ってショックを受けた様子が推察されると分析する。

佐藤さんは作品や関係者と向き合って話し合いたいタイプの俳優であり、自分の意見を押し通すのではなく、相手の言葉を聞いた上で落としどころを作ろうとする柔軟性も見せてきた。また、一度夢を断念して就職した経験もある苦労人で、売れずに辞めざるを得ない人や制限をかけて仕事を失った人などを見てきた。だからこそ俳優を続けられることへの感謝の思いが強く、特に俳優との会話には熱が入り、時に誤解を招く話し方になってしまうこともあるのだろうと木村氏は推測している。

問題の本質とは

木村氏は、今回の報道で批判が過熱する中、本来議論すべき問題の本質が見失われていると警鐘を鳴らす。具体的な問題点や改善策についての議論よりも、個人へのバッシングに終始している現状を憂慮している。

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