佐藤二朗さん(当時52歳)と橋本愛さん(同25歳)が実年齢27歳差の夫婦役を演じたフジテレビ系ドラマ『夫婦別姓刑事』(火曜午後9時)をめぐり、撮影現場でのハラスメント疑惑が報じられた。しかし、コラムニストの木村隆志氏は、過熱する批判の裏に「問題の本質」が見失われているとの違和感を表明している。
佐藤二朗の人柄と擁護の声
報道によれば、佐藤さんが橋本さんに対して強く注意したことがハラスメントとして捉えられた可能性がある。しかし、木村氏は「佐藤さんを慕う年下の俳優は多く、言い方に多少の問題があったかもしれないが、橋本さんを思って語ろうとしたのではないか」と指摘。佐藤さんはバラエティ番組『99人の壁』(フジテレビ系)で若手スタッフをリスペクトし、毎回100人近い一般人とカメラのない場所でも気さくに話すなど、裏表のない人柄が知られており、そのため擁護の声が上がり始めているという。
橋本愛の10年での変化
木村氏は過去に橋本さんに2度取材した経験を基に、彼女の成長を語る。1度目は10代後半で、インタビュー慣れしておらず「なかなか言葉が返ってこない」タイプだったが、まじめな印象と独特の感性(ロマンポルノが好きと熱弁)を持ち、カメラが回ると表情を一変させるクリエイターを引きつける魅力があった。2度目の取材は20代後半で、よく話しよく笑う姿に「約10年でこんなに変わるのか」と驚き、常に「人からどう見られているか」を意識し、幸せも悩みも打ち明ける軽やかさがあったと評価。シビアな役柄にも真摯に向き合う姿勢でプロ意識の高さを示している。
トラブルの実態と批判の矛先
佐藤さんと橋本さんの間にトラブルがあったことは双方が認めている。しかし、木村氏は「どちらかに大きな問題がある」というより、「多少の理解や配慮が足りず言葉の行き違いがあった」とみなすのが自然だと分析。一方で、所属事務所と制作サイドへの批判が大きくなってきていると指摘する。ドラマ後半には主演2人のツーショットが見られなくなったことから、現場の緊張がうかがえるが、木村氏は「問題の本質は個人間の行き違い以上に、制作現場のコミュニケーション不足やマネジメントにあるのではないか」と示唆している。



