秋篠宮家の次女佳子さまは26日、27日に鳥取市で開かれる「第13回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」に出席するため来県され、訪問先の若桜町でSL機関車の体験乗車や因州若桜焼の制作工程見学、介護老人福祉施設での交流を楽しまれた。
空港では180人が出迎え
青のワンピースに青のジャケットを羽織った佳子さまは午前、鳥取空港(鳥取市)に到着。若桜町に向かって出発する際には、出迎えた市民ら約180人に会釈や笑顔で応えられた。
若桜駅構内では若桜鉄道の谷口雅美智専務(66)から駅の概要について説明を受けた後、SL機関車の乗車体験に臨まれた。助手席で汽笛を1回鳴らし、外に向かって笑顔で手を振られる場面もあった。谷口専務によると、佳子さまは「大変素晴らしい施設。沿線の皆様が一生懸命に尽力しているおかげ」と話されたといい、「温かい言葉をいただき、身に余る貴重な体験だった」と振り返った。
土鈴の色付けや高齢者との交流
続いて、日本工芸会の総裁でもある佳子さまは若桜民工芸館を訪問し、同町の民工芸品で魔よけの効果があるとされる土鈴の色付けを体験された。「かわいらしい表情にするコツはありますか」と質問しながら、自身の干支にちなんだ犬の土鈴に棒と筆で目や口を描き込まれていた。
色付けを指導した県伝統工芸士の大坪英治さん(80)(若桜町)は「対面して明るいお人柄を感じた。若桜の土鈴の魅力が伝わってほしい」と話した。
介護老人福祉施設「わかさ・あすなろ」では、施設の壁に貼る飾りを利用者と制作された。コスモスの花に見立てた折り紙にのりをつけ、模造紙に貼る際、高齢の利用者に「奥のほうに貼ってみますね」などと声をかけられていた。
佳子さまは夕方、鳥取市内のホテルに移動し、手話パフォーマンス甲子園に出場する高校生らとの交流会に参加。手話を交えて懇談された。