いつもの駐車場に車を入れ、歩いてスギモト電器に向かった。店の中で社長と昇が睨み合っている。
店内の緊迫した空気
その向こうに、伊達がおり、さらにおかみさんが丸椅子に座っている。
日村は、伊達がさぞかし困り果てているだろうと思っていたが、実際にはそうでもなさそうだった。
伊達の冷静な対応
社長のことも昇のことも、よく知っているからだろう。おかみさんは、「相手にできない」といった体でそっぽを向いている。社長と昇の間に入って取りなす気持ちなどさらさらないらしい。
阿岐本が言った。
「おや、これは……。お取り込み中でしたか」