社会に出たばかりの新卒社員は、期待と不安の間で日々揺れ動いている。特に新卒1~2年目は、自信のなさや経験不足から、先輩や上司の何気ない一言に深く傷つく場面も多い。そんな「新卒たちの胸に刺さった一言」を描いた4コマ漫画『新卒社員が泣いた一言』が、菅原県さんによって制作され、話題を呼んでいる。
定時退社で先輩にイヤミを浴びせられたエピソード
本作では、新卒社員が定時で退社した際に先輩から「早いね~」とイヤミを言われ、落ち込む様子が描かれている。このエピソードは、多くの新卒社員が経験する「残業文化」の中で、定時退社が後ろめたく感じられる実態を象徴している。菅原県さんは「週刊ヤングジャンプ」でデビューした漫画家・イラストレーターで、実話系4コマ誌やニュースサイトで連載を持つ。あおり系LINEスタンプ「Mr.上から目線」シリーズの作者としても知られる。
新卒社員の心の傷と成長のプロセス
新卒社員にとって、上司や先輩からの一言は、励ましにもなれば、忘れられない心の傷にもなり得る。経験の浅さゆえに受け止め方が極端になりやすく、ベテランにとっては何気ない指摘であっても、「自分はこの仕事に向いていないのでは……」と思い詰めてしまうことも多い。とはいえ、こうしたやり取りは誰もが一度は通ってきた道であり、社会人としての“成長のプロセス”でもある。
調査で明らかになった新卒社員の本音
本記事の監修者である菅原県さんは、マイナビニュース会員を対象にした調査を実施。2025年2月5日時点で、503人から回答を得た。調査方法はインターネットログイン式アンケートで、新卒社員が実際に経験した「泣いた一言」を収集。その結果、定時退社に関するイヤミのほか、ミスを指摘された際の「そんなこともできないの?」といった言葉が、多くの共感を集めたという。
成長を支えるフィードバックの重要性
専門家は、丁寧なフィードバックや小さな成功体験を積ませる仕組みがあれば、新卒の心は折れにくくなると指摘する。また、若手自身も必要以上に自分を追い詰めず、相談できる相手や逃げ場を持つことが大切だ。本漫画は、そうした新卒社員のリアルな心情を描き、職場の人間関係やコミュニケーションの在り方を考えさせる内容となっている。
菅原県さんはTwitter(@sugawaraken)でも活動しており、本作を含む全話を一気読みできるサービスも提供中。新社会人だけでなく、かつて新卒だったすべての社会人に共感を呼ぶ作品として、SNSを中心に拡がりを見せている。



