臼井真さん偲ぶ会に200人、教え子らが合唱で功績たたえる
臼井真さん偲ぶ会に200人、教え子らが合唱で功績たたえる

阪神大震災からの復興を願って作られた「しあわせ運べるように」を作詞・作曲し、7月に65歳で亡くなった元神戸市立小学校の音楽教諭・臼井真さんを偲ぶ会が26日、晩年教べんを執った神戸親和大(神戸市北区)で開かれ、教え子ら約200人が功績をたたえた。

震災から約2週間で生まれた曲

震災で同市東灘区の自宅が全壊した臼井さんは、約2週間後に「しあわせ運べるように」を手がけた。定年退職した2021年から同大学の教育学部などで教員を目指す学生を指導していた。

学長やゼミ生が思いを語る

この日、松田恵示学長は臼井さんの足跡を振り返りながら、「歌の中に優しさや人を信じる心が込められている」と語った。ゼミ生だった4年生(22)が「歌い方や音楽の技術だけではなく人の気持ちを感じ、自分の思いを表現することや、人と心通わせる大切さを学んだ」と恩師への感謝を述べた。

合唱と遺品展示で別れ

その後、臼井さんの声楽の師匠だった山本裕之名誉教授の指揮でゼミ生ら約50人が臼井さん作詞・作曲の「見えない翼」など、3曲を披露。「しあわせ運べるように」の合唱では、参列者も歌に加わり、「亡くなった方々のぶんも毎日を大切に生きてゆこう」の歌詞が響きわたった。

直筆の楽譜や色紙といった遺品も展示され、多くの参列者が思いを寄せていた。