俳優の東出昌大さん(38)が21日、都内で行われた初の著書『誰が為にか書く〜東京から離れた山暮らし日記〜』(扶桑社)の発売記念会見に登壇した。著書は『週刊SPA!』で連載されたエッセイ24編をまとめたもので、2021年から東京を離れ、山で半自給自足生活を送る日常と思索が綴られている。
連載開始のきっかけと続編への思い
連載を始めた理由について、東出さんは「月に3本。それなりの固定給になるかなと。日記をつけたいという思いとお金を稼ぎたいという思い」からだったと説明。続編については未定としつつ、「アウトプットの作業になってしまうと人に見せるための目的が変わってしまう。本来は生活を豊かにするのが目標。もっと勉強してもっと田舎暮らしを豊かにして数年経って余力があれば打ち込む作業をするかもしれない」と明かした。
1歳半の子育てと山での日常
本来、執筆は日記的な役割を担っていたが、現在は「子どもが1歳半になって日常のなかでも子どもの成長とともにこちらの胸もキラキラする瞬間がある。でも家に幼子がいて、猟犬がいて…とやっているとなかなかパチパチやっている時間がないので、それは仕方ない。なるようにしかならんか、という今です」と現状を報告。
山での生活については「生きるために飯を食うことも生業になるので狩猟、釣りに行く、畑に行く…のある時間帯にしなければならない。朝起きるのは早いですが、それでも文明の利器・冷凍庫の肉があれば鹿を長期保存できるので冷凍庫の肉がなくなったら行くので多くて月2、3回。雨が降った日は晴耕雨読でなす術がないので、ベッドの上で麻雀の動画をみたりもする」と語った。
文明社会との関わりと子どもの成長
国際問題への関心についても触れつつ、「う〜んってなっていると奥さんに“なにしてるの?”と言われちゃうので(笑)自分がバカバカしく感じて、まぁいいか、とタブレットを置いて外に出ようと子どもと散歩したり。Amazonも届きますし、車も使うし、チェンソーも使うし、ガソリンも必要。かなり文明社会に頼っていることでいえば、都市部の人と変わらないと思います」と意外にも機械に頼る生活を明かした。
子どもも自然を満喫しているようで「親の欲目は持ってはいけないな、と。自然を好きになってほしいというのはそもそも、でも好きの感情は湧き起こるもの。個人の衝動を大事にしてもらいたい。でも、最近は“ちょうちょ!”とかいって好きだったんです。“ちょうちょが好きな子で良かった”と思いましたが、いずれ、これからギャルっぽい格好をしたり、『渋谷に行きたい』とか言い出すのかなと思ったらそれはそれでいいな、と思います。そのときはお父さんも一緒に麻辣湯食べに行こうかな」と笑わせた。



