ニュース通信社の写真記者として国内外の現場を撮影してきた堀誠さんの写真展「300年後にまた会う日まで」が、東京都千代田区のTOKYO BRIGHT GALLERYで始まり、今月30日(日)まで開催されている。
福島第1原発事故後の住職との出会い
展示されている作品は、福島第1原発の事故発生当時に避難を余儀なくされた寺の住職と2014年に出会って以降、東日本大震災での犠牲者の鎮魂や、未来へ向けての祈りをささげる生きざまに迫ったモノクロ写真20点。その中には住職が、異なる宗教や宗派の人とともに被災地を巡礼する姿などがある。
撮影の背景とトークイベント
堀さんは撮影しながら、「ネーティブアメリカンの世界には、七世代先の人々の暮らしまで見すえて行動するという思想があり、それは300年ぐらいの時間の流れに相当し、あの震災と事故以降、私たちは生き方を問われている」と感じたという。
写真展では、住職が波打ち際で読経し、向こうに沖合が見える写真も展示。「海から生まれた生命が私たちにまでつながり、300年後、さらにその先まで社会はどうなっているかを考えて行動することが今を生きる私たちの責任という思いを込めて撮影している」と話す。
8月28日(金)午後6時からは、新潮新人賞を受賞した作家の有賀未来さんとのトークイベントも予定されている。
会期・時間・場所
会期は8月30日(日)まで。開館時間は正午〜午後7時。月曜日は休館。最終日は午後5時まで。TOKYO BRIGHT GALLERYの住所は、東京都千代田区内神田2丁目13−8 Bmビル5F。



