ジャンプ漫画家・小栗かずまた氏、休載許されず人気2位でも過酷な30年前
ジャンプ漫画家、休載許されず人気2位でも過酷な30年前

漫画家・小栗かずまた氏(代表作『花さか天使テンテンくん』)が2026年7月15日、自身のX(旧Twitter)を更新し、約30年前の『週刊少年ジャンプ』連載時の過酷な経験を明かした。小栗氏は体調不良でまぶたが痙攣する中、担当編集者に休載を申し出たが認められず、必死に描いた回が同誌の人気アンケートで『ONE PIECE』に次ぐ2位を獲得したにもかかわらず、休載は許されなかったという。

1997年から連載された『テンテンくん』の軌跡

『花さか天使テンテンくん』(通称『テンテンくん』)は、1997年から2000年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された小栗氏の初連載作品であり代表作。天使のテンテンと小学生・桜ヒデユキを主人公に、人の才能をテーマにしたギャグ漫画で、後にアニメ化も果たした。

休載を拒否され、人気2位でも変わらなかった現実

小栗氏はXでこう振り返った。「体調を崩し、まぶたが痙攣していた僕は、担当編集者に休載を頼みました。しかし、休ませてもらえませんでした。『もっと人気を取れば休めるかもしれない』。必死に描いた回で、『テンテンくん』はジャンプの人気アンケートで、『ONE PIECE』に次ぐ2位に。それでも休載はもらえませんでした。90年代末のジャンプ漫画家のリアルな話です」。

この投稿には当時の過酷な労働環境を物語るエピソードとして、多くの反響が寄せられた。『ONE PIECE』は1997年から連載が始まった人気作品で、そのライバル作として2位になったにもかかわらず、休載が認められなかった事実が、当時のジャンプ編集部の厳しい姿勢を浮き彫りにしている。

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業界の過酷さを物語る証言

小栗氏の告白は、1990年代後半の漫画業界、特に週刊連載の過酷なスケジュールと、作者の健康よりも読者アンケートの結果が優先される傾向を象徴している。現在では、漫画家の健康管理や休載の柔軟な対応が進んでいるが、当時は「休載は許されない」という暗黙のルールが存在した。小栗氏の経験は、多くの漫画家が直面してきた過酷な労働環境の一端を示している。

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