韓国大手エンターテインメント企業HYBEの日本法人、HYBE JAPANは2026年7月3日、過去最大規模となるオーディションの開催を発表した。ガールズグループ、ボーイズグループ、バンドのマルチジャンルで、日本市場向けの次世代アーティスト育成を目指す。同社のキム・ヨンミン会長は、K-POPの「レッドオーシャン化」を背景に、日本独自のアーティスト発掘・育成に注力する方針を明らかにした。
K-POPのレッドオーシャン化とHYBE 2.0戦略
キム・ヨンミン会長は2024年にHYBE JAPANの会長に就任した。それ以前はSMエンタテインメントで統括社長を務め、BoAの日本進出を手がけるなど、K-POP業界の第一人者として知られる。キム会長は「今のK-POPはレッドオーシャンだ」と指摘し、その打開策として「HYBE 2.0」戦略を掲げる。これは、各地域の文化や特性に合わせた「マルチホーム・マルチジャンル」の展開を強化するもので、アメリカ、日本、南米、インドで現地アーティストの育成を進めている。
飯島三智氏起用の背景とJ-POP融合の狙い
HYBE JAPANは7月7日、元SMAPのマネジメントやプロデュースを手がけた飯島三智氏を起用すると発表した。キム会長は「飯島氏は日本のエンターテインメント業界で豊富な経験と実績を持つ。彼女の知見を活用し、J-POPとK-POPの融合を図りたい」と語る。同社は日本市場に根差したアーティストのデビューを増やし、マルチレーベル体制を強化する方針だ。
日本は世界最大の「推し活」市場
キム会長は日本市場の魅力について、「日本は世界最大の『推し活』市場であり、ファンの熱量が非常に高い」と評価する。HYBE JAPANはこれまでも日本での活動を展開してきたが、今回のオーディションでは特にボーイズグループ、ガールズグループ、バンドの3ジャンルで募集を行い、将来的なデビューを目指す。オーディションの詳細は7月3日に公開された。
マルチレーベル体制の強化と今後の展望
HYBEはBTSを擁する韓国本社に加え、米国や日本など各地でレーベルを運営する。キム会長は「日本でもマルチレーベル体制の強化を進める」と述べ、現地アーティストの発掘・育成に注力する考えを示した。同社は今後、日本独自の音楽シーンを創出し、グローバル市場での競争力を高める狙いだ。



