藤本タツキ、実写映画『ルックバック』に太鼓判「原作の雰囲気をリアリティ持って出せていた」
藤本タツキ、実写映画『ルックバック』に太鼓判

漫画家・藤本タツキ氏の同名漫画を是枝裕和監督が実写映画化する『ルックバック』(9月11日公開)の完成報告イベントが東京都内で開かれ、主演の出口夏希(24)、蒔田彩珠(24)、子役の七瀬ふうり(12)、岡田六花(12)、是枝監督が出席した。

藤本タツキ氏が鑑賞後にコメント

同作は、漫画の腕に絶対の自信を持つ藤野と、彼女に憧れながらも圧倒的な画力を秘めた京本の物語。漫画へのひたむきな思いで結ばれた2人を、ある日思いもよらない出来事が襲う。原作と同様に、小学生時代から始まる2人の13年間の軌跡を、繊細かつみずみずしく描き出す。

藤野役を出口夏希、京本役を蒔田彩珠が務め、子ども時代の藤野を七瀬ふうり、京本を岡田六花が演じる。『万引き家族』などで知られる是枝監督が、監督、脚本、編集を担当。藤本氏の作品が実写映画化されるのは今回が初となる。撮影は秋田県にかほ市を中心に、四季を通じて行われた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

是枝監督「こだわって描いた部分をほめていただけた」

藤本氏は鑑賞後のコメントを寄せ、「原作のテイストを崩さずに原作が持っていた雰囲気をリアリティを持って出す事ができていたのでとてもうれしかったです」と太鼓判を押した。是枝監督は「うれしいです。こだわって描いた部分をほめていただけた。ほっとしています」と感謝。出口も「できあがったものを藤本さんと一緒に観た。お褒めの言葉をいただいて、ほっとしました。世の中に出るまでは緊張と不安の日々。そう言っていただけただけでも、ほっとしています」と喜びを語った。

藤本氏のコメント全文

藤本氏はコメントで、漫画の実写化でセリフや演技がそのまま実写になるとリアリティのないものになることがあると指摘。その上で「ルックバックの実写映画化ではそこを是枝監督映画特有の俳優が持つ所作やカメラの動きで、原作のテイストを崩さずに原作が持っていた雰囲気をリアリティを持って出す事ができていたのでとてもうれしかったです」と評価した。

さらに「映画内での漫画のアナログ道具の使いっぷりや、ベンを入れる特有の気持ちのいい音、家の経年劣化具合や小道具が魅せる生活感は、そこに藤野と京本が本当に生きている証拠のように見えて映る度に感動していました」と述べ、「原作は僕の漫画ですが、以上の点からしっかり是枝監督作品になっていたので初めて見る作品の様ににとてもとても楽しめました!」と絶賛。最後に「ただ、地元にかほ市が出てくる場面ではどうしても当時を思い出してしまい、映画に集中できませんでした!」と冗談めかして締めくくった。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ