「八日目の蟬(せみ)」などで知られる映画監督で、脚本家の成島出(なるしま・いずる)さんが24日、肺がんで死去した。65歳だった。葬儀は親族で営んだ。
経歴と主な作品
1961年、甲府市生まれ。大学の映画サークルで活動を始め、86年「みどり女」でぴあフィルムフェスティバルに入選。森崎東や長谷川和彦に師事し、相米慎二作品などで助監督を務める。94年に「大阪極道戦争 しのいだれ」で脚本家デビュー。その後、「日本沈没」「クライマーズ・ハイ」などの脚本を手がける。
受賞歴と代表作
04年に「油断大敵」で初監督。角田光代の小説を映画化した11年公開の「八日目の蟬」で日本アカデミー賞最優秀監督賞、芸術選奨文部科学大臣賞。吉永小百合主演の「ふしぎな岬の物語」でモントリオール世界映画祭審査員特別グランプリを獲得した。
他の監督作に「孤高のメス」「ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判」「いのちの停車場」「銀河鉄道の父」などがある。



