阪神・淡路大震災の被災者を勇気づけ、復興のシンボルとして歌い継がれてきた「しあわせ運べるように」の作者、臼井真(うすい・まこと)さんが死去した。65歳だった。NHK大阪放送局は、臼井さんの功績を振り返る追悼番組『シンサイミライ学校 しあわせ運べるように〜神戸から福島へ 被災地をつなぐ希望の歌』を、7月20日午前10時55分から11時54分に総合テレビで放送する(関西・青森を除く東北地方)。
「しあわせ運べるように」の誕生と広がり
「しあわせ運べるように」は、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災を受け、当時神戸市の小学校で音楽教師を務めていた臼井真さんが作詞・作曲した。震災直後、被災した子どもたちや地域の人々を励ましたいとの思いから生まれたこの曲は、神戸の復興の象徴として広く親しまれるようになった。その後、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、さらには新潟県山古志地域など、全国の被災地で歌われ、希望の歌として受け継がれている。
追悼番組の内容
今回放送される番組は、2014年1月18日に初回放送されたもの。臼井さんの人柄や教育者としての情熱に焦点を当て、彼が小学校で行った特別授業の様子や、神戸の若手教師がこの歌を未来に伝えようとする姿を通じて、被災地の子どもたちの希望に満ちた歌声を紹介する。番組タイトル『シンサイミライ学校』は、震災の教訓を未来へつなぐという意味が込められている。
臼井さんの死去を受け、NHKは「被災地をつなぐ希望の歌の作者として、多くの人に愛された臼井さんの功績を改めて伝えたい」とコメントしている。



