中尊寺の秘仏「一字金輪仏頂尊」、10年ぶり一般公開 人肌の大日と称される国重文
中尊寺の秘仏「一字金輪仏頂尊」10年ぶり一般公開

岩手県平泉町の中尊寺で7月17日、国指定重要文化財の秘仏「一字金輪仏頂尊(いちじきんりんぶっちょうそん)」が一般公開された。前回の公開から10年ぶりの機会であり、中尊寺の落慶900年と「平泉の文化遺産」の世界遺産登録15周年を記念して実現した。

平安時代に制作された秘仏の特徴

一字金輪仏頂尊は平安時代に制作された高さ約76センチの仏像で、奥州藤原氏3代・秀衡(ひでひら)の私的な念持仏(念仏や読経の際に身近に置く仏像)と伝えられている。唇が赤く塗られ、肌が白く彩色されていることから「人肌の大日」「人肌の如来」とも称される。

法要と公開期間

一般公開に先立ち、7月15日には中尊寺の奥山元照貫首(かんす)による法要が営まれた。奥山貫首は「多くの皆さまに仏様とのご縁を深めていただきたい」と述べ、参列者との縁を重視する姿勢を示した。

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公開は11月15日まで、讃衡蔵(さんこうぞう)の秘仏室で行われる。拝観料は秘仏のみの場合、大人700円、小中高校生300円。中尊寺全体の拝観とのセット料金も設定されている。

地域と文化遺産への意義

今回の公開は、中尊寺の落慶900年(2026年)と、2011年にユネスコ世界文化遺産に登録された「平泉の文化遺産」の15周年を記念するもので、地域の文化振興にも寄与すると期待される。平泉町は観光客の増加を見込み、関連イベントも計画している。

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