日本人として初めてカンヌ国際映画祭で最優秀女優賞に輝いた岡本多緒が20日、東京都内で行われた映画『急に具合が悪くなる』の公開記念舞台あいさつに出席。観客から日本では異例のスタンディングオベーションで迎えられ、感激の表情を見せた。
会場は温かい拍手と歓声に包まれる
この日、会場では日本では珍しいスタンディングオベーションが起こり、岡本をはじめ、共演の長塚京三、黒崎煌代、そして濱口竜介監督の登場を歓迎。岡本は目を潤ませながら「感動しました。ありがとうございます」と笑顔で感謝の言葉を述べた。
黒崎煌代もカンヌの思い出がよみがえる
黒崎煌代も「日本でスタンディングオベーションは初めてなので、カンヌの思い出がよみがえってきて、うれしかったです」と感慨深げに語り、「もうあと10分ぐらいやってくれても良かったです(笑)」とユーモアを交えて観客の笑いを誘った。
映画『急に具合が悪くなる』について
本作は、がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を重ねた人類学者が、死と生、別れと出会い、そして出会いを新たな始まりに変えることを巡り、20年の学問キャリアと互いの人生をかけて交わした20通の往復書簡(著:宮野真生子・磯野真穂)が原作となっている。
映画では、パリ郊外の介護施設「自由の庭」の施設長であるマリー=ルー・フォンテーヌ(ヴィルジニー・エフィラ)と、日本人の演出家・森崎真理(岡本)が、同じ名前の響きを持つ偶然に導かれて交流を始め、友情を超える絆を結ぶ物語が描かれる。



